いのちジャーナル1999.8に対する読者の声

未熟な状態で卒業してくること自体が問題/東京都 M・M(育児)
 8月号「特集・医師の育てられ方」を読んで。研修医については未熟な状態で仕事をしている。そのような状態で卒業してくること自体、問題だと思っています。ナースも同様です。新人として一番(?)勉強時間を必要とする時が、体力的にも余裕がなくて、家に帰って眠るのが精一杯、ということもあり、危険だと思います。もう少し、教育にゆとりを持つべき。また、出席しなくても充分という授業の無駄をなくすことも。
 医師も看護婦も従順な人たちが多いのですが、子どものころからの教育として批判力を身につけることも生きていく上で大切だと思います。批判のない真面目が美徳とは思えません。

データの意味付けには洞察力と感性が必要/東京都 S(製薬会社社員)
 8月号「ウソか誠か」(近藤誠)を読んで。meaningful の意味付けですが、近藤先生に賛成致します。小生は製薬会社でデータ解析の任にあたっております。数値を既定のプログラムで走らせれば、結果も解釈も直ちに出てくると思っている社内の人間も病院の先生も多く見かけます。間違いです! 意味付け、解釈は洞察力と感性のある者にだけ可能です。コンピュータにはとてもとても。

民間療法でよくなった/岐阜県 T(会社経営)
 8月号「不勉強医師が蔓延する理由」(加藤良一)を読んで。数年前、整形外科で椎間板ヘルニアと診断受けました。鎮痛剤と湿布、牽引等治療を受けていましたが、一向に良くなる気配もなく途方に暮れていたことがあります。
 そんな時、民間治療ですが、骨盤調整とゴムバンドのそれを約半年続けました。
 その結果は腰痛や左足痺れがなくなり、今では普通の生活をしています。あの時受けた診断と治療は何のためにあったのかと今でも不思議に思っています。

私のコムル批判について、その後/東京都 近藤誠(慶応大学医学部放射線科)
 本誌6月号で私は、コムル(通称)という市民組織について批判しました。それに対し反論があるかもしれないと待っていたところ、コムルの機関誌に次のような広告が載りました。
「さいろ社発行『いのちジャーナル』(6月号)という雑誌にて、近藤誠氏よりCOMLに対する批判の文章が掲載されました。内容に事実誤認が多く、確認の取材もないまま掲載されていたため、5月 日、事実とCOMLの考えや姿勢を明らかにする文章を近藤誠氏に配達証明で送付しました。この件について、お問い合わせがございましたら、どうぞご連絡ください」(「COML誌」一〇六号)
 この点確かに私の手元に文章が届いていますが、事実誤認という点を含め問題が多々あり、事理を明らかにする必要を感じました。ただ私はいわゆる「がん論争」を経てきて、こういう場合当事者が直接会って対談をして、それをメディアに載せるのが事理を明白にする最もよい方法だと、理論的にも体験的にも考えています。それで本誌編集部を通じコムル代表の辻本好子さんに対談を申し込みましたが、断られました。それではコムルないし辻本さんに、批判に誠実に対応する姿勢があるのかどうか、疑わしくなります。コムル関係者ないし支持者がこれを読まれたら、今からでも遅くありませんから、対談実現へ向けて是非仲介の労をとって下さい。それもできれば、公開討論会がベストだと思います。

思わずホロリとさせられた/岐阜県 T(整形外科医)
 8月号は全体にまとまった良い内容でした。
 「こんな人もおる!」で、門阪さんが、患者さんから非常に多くのことを学ぶとおっしゃっていますが、全く同感です。「EBMとメバロチン」では、NNTが勉強になり、浜氏の記事では、自分のメバロチン処方を再考する気になりました。研修医過労死の一連の記事では、研修医の労働条件の悪さ、研修システムの能率の悪さ、まじめな医師を待つ蟻地獄は正しい指摘だと思います。
 私の、渡部さんへの回答にの中での引用に対し、次のページから勝村さんの「僕の星の王子さまへ」が始まり、良いつながりだと思いましたが、この記事には思わずホロリとさせられました。「読者の待合室」では、坂口さんと勝村さんの意見が鋭いものでした。

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