いのちジャーナル1999.9に対する読者の声
基本的なことほどダメ/東京都・S(会社員)
9月号「医師の育てられ方」を読んで。日本の研修制度には驚きです。TVの「ER」を見ていて、医師とコ・メディカルの人たちの連携が素晴らしいと思っていました。日本はコ・メディカルどころか、医師そのものが問題なのがわかりました。法律そのものも明治のものが残っていたりするから、日本人の体質だと言ってしまえばそれまでですね。
小生は製薬会社でダメな医師の投稿や、学会発表をいくつも手助けしました。動物実験をお手伝いしたこともありますが、基本的なことになればなるほど駄目で、医学教育はどうなっているんだ、と思ったことがあります。
医師以外もすべて低レベル/東京都・匿名希望(看護婦)
9月号「医師の育てられ方」を読んで。低レベルなのは、医師だけでなく、医療従事者すべてにあてはまると思う。病院により、医療に対する考えは天と地ほどの差がある。「医療行為という殺人」「看護という名目の虐待」「専門外という診療拒否」「天国に1番近い病院」などなど。先進国といわれる国の医療とは考えたくない現実がたくさんある。一度免許をもらえば、結果はださなくても、ずっと職につき続けられることから、改革意欲がまったくなく、確信のない経験だけでベテランになれるこの世界。何がゴールで、正しい医療とは何なのかわからない。何も考えず、歯車のひとつとしていれば、楽なのかも……。
医療費削減のため、介護保険を導入するなどしているが、医療現場に従事する者がもっと意識をかえないと、どんなに保険形態をかえても、医療費は減らないと思う。ツケが全部病者にまわされるとは情けない。
民間療法の効果は「プラセボ」/岐阜県・K(整形外科医)
9月号「読者の待合室」の高田さんへ。腰痛や下肢痛は治るのに時間がかかることがあります。民間療法の味方はこの「時間」です。自然治癒によるプラセボ効果です(参考文献/講談社ブルーバックス「手術を勧められたとき読む本」)。問題は、民間療法にいくらかかったかです。また民間療法により重症化(傷害罪と思います)するときもあります。半年続けられる信心があれば、これも治るのに強い味方です。なかなか症状が改善しない場合、私は、その原因追究、治療内容の変更、あるいはあせらないよう説明します。対診を勧めることもあります。医師に改善しないことを伝えず、民間療法に向かう方も見えますが。患者さんは途方に暮れず、医師に何度も訴えるべきです。漫然とした治療で納得できなければ転医してください。
吐いたらその時考える?/岩手県・匿名希望(主婦)
8月初めから4才の娘があせもをこじらせたので、皮膚科を受診。とびひと診断。水痘のウイルスと何らかの細菌が悪さをしているとのことで、ゾビラックスの内服と、抗生剤処方。この娘は、副鼻腔炎の軽い薬でも吐き続けるので、そのことを話した。それでも、その医師は、吐いたらまたその時考えましょうと言うのみで、処方していた。軟膏はつけて、赤味も減ったので、薬は捨てた。
けっこう医師でも薬の恐ろしさを実感していない人が多いので、困るなあと思いました。飲ませている間に、腎機能・肝機能が悪化して、ショック状態になることもあるのに……。娘は食欲もあって元気だったので、軟膏だけでよかったのですが、内服薬代がもったいない……。
暑さにも厳しさにもメゲないで/東京都・E(自営業)
隔月刊になるということで、残念。月刊になって、非常に読みやすくなったのにね。
病″をキーワードに参加されているためか、弱みや痛みをそおっと差し出して語ってくれる人、やさしさを持った強さのある人……たちが率直に書いてくださる本だからでしょうか。私自身もやさしい気持ちになってしまいます。
医療をめぐる行政等のうさん臭さは恐しいばかりですし、政治の復古化も腹立たしいばかりです。嘘と事実を見抜くのは、とっても大切ですねー。
暑さにも厳しさにもメゲないでいきましょう。