まだ発売前ですが・・・
医学部看護学科教授の青春』を試読した某看護教員(30代)の感想
(2001.12.9)
この著者の姿に出会わなかったら、私は一体どうなっていたのだろう?
医療従事者以外の一般の人たちにこそ、ぜひとも読んで欲しい


その頃、私は気力を失いつつありました。
大きな夢や希望を持って看護教育の世界へ入った訳ではありませんが、その現場では相も変わらず、理想論を具体化できない閉鎖的な教育を学生たちに強いて、学生たちも指導側も窒息しかけているように見えたからです。
入学時には満面の笑みで元気いっぱいだったあの子もこの子も、次第に生気を失っていきます。
どうしてこんなことになってしまうんだろう?
一体「看護」とは、その「教育」とは何だろう?
自分のやろうとしていることは、何なんだろう?

たくさんの疑問が私を襲い、学生達の顔をまともに見られなくなりつつあった、まさにその時、この本に出会いました。
自他ともに認める「准看上がり」の著者が、力むことなく自然に、「日本の看護」をあるべき姿に導いていく。
そうした著者の静かな情熱に、私は心を強く打たれ、我に返りました。

読み進んでいくうち、その文字と文字の隙間に、同じく「准看上がり」である私や、現場で奮闘する友人、そしてより良い看護のあり方を求めて
渡米した先輩の姿を見つけました。
そうだ、そうだよ。
これからも日本の看護はどんどん変わっていく。
こんなとこで立ち止まってなんかいられないわ。
読み終わった翌日、それまではつかみ所のなかった学生の姿が、霧が晴れたようにクッキリとした輪郭を持って、私の前に現れました。
その日は1日中、学生たちを抱きしめたくなる衝動に駆られたのを憶えています。
そして私の中の、革命的ともいえる、もう1つの大きな変化。
自分が「准看上がり」であることを、今までどうしても言えなかった人に、力むことなく自然に言えたのです。

この著者の姿に出会わなかったら、私は一体どうなっていたのだろう?
大げさでなく、本気でそう思います。
この本は、医療従事者以外の一般の人たちにこそ、ぜひとも読んで欲しい。
なぜなら、そうすれば「看護」は決して特別な世界ではないのだという共通認識が生まれ、本当の意味で今の日本の文化に即した看護へつなげていけるのではないかと思うからです。

ご注文はこちら

『医学部看護学科教授の青春』に戻るホームに戻る