チープに極楽。生きててよかった!
| 関西の名銭湯 【北摂】 |
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| 百楽湯 ★ (箕面市) 千里湯 ★ (吹田市) 桜湯 (豊中市)2005年廃業 曽根温泉 (豊中市) 金水湯 (豊中市) 昭和湯 ★ (島本町) 池田温泉 (池田市)2005年廃業 |
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| 【大阪府】 大阪市/北摂/河内/泉州 | |||
百楽湯★
箕面市にたった一つ残った銭湯。これがもうアンタ・・・どうしましょう。 阪急箕面線・牧落(まきおち)駅から徒歩3〜4分、周囲は一戸建ての高級住宅地。帰宅途中の会社員や女子高生が足早にスタスタ歩く。 こんなとこにねぇ・・・あるんです。ひっそりつつましく暖簾を揺らす、古くて小さなかわいいお風呂屋さん。一目見て、思わずため息が出ちゃう。 ![]() (左)このフォルム! (右)この屋号文字! 吸い込まれるように暖簾をくぐると、嗚呼、こんな世界。 ![]() (左)下駄箱 (右)脱衣所入口の戸 天橋立のタイル絵下駄箱の鍵はロックが上に上がる珍しいもので、木札も大きい。そしてタイル絵の鮮やかなこと。 もはや夢見ごこちで戸を開けると・・・嗚呼、さらにこんな世界。昭和初期のまま保存された、小さなタイムカプセル。なんかもう写真撮りまくっちゃったよ。 ![]() (左)半楕円形の番台 (右)折り上げ部分が白タイルで覆われた格天井とプロペラ 木のロッカーは中ガラスの凸凹銀箔が珍しい ![]() (左)浴室へのアーチ型入口 (右)身長計は180cmまで。これが本来の日本人の大きさ 古いけど、シンプルかつスッキリこぎれいに整頓されている。大正時代の扇風機などのレトロアイテムもさりげなく残る。 この珠のような小空間の愛らしさは他のなにものにも例えようがない。まさに、古くて小さなお風呂屋さん、としか言いようがございません。日本列島在住の幸せをしみじみと感謝するのみであります。 浴室は16年前に床や湯船がタイル貼りに改装されている。男女壁側に深浅の主浴槽、反対側にカランが8人分並ぶ。入口横に水鉢あり。 気泡もジェットも何もないので、静寂そのもの。すばらしい。腰掛けは4つしかない。すばらしい。シャワーは全部故障中。すばらしい。 だがもっとすばらしいのは、奥の壁のタイル絵だ。こちらはタイル96枚分に、初夏の乗鞍高原かどこかの風景。絵を書いてから焼いたもので、下足室の天橋立と同様まったく色あせていない。 あんまり美しいので新しく作ったのかとも思ったが、番台のおばちゃんによると「昔からずっとある」とのことだった。 震災のときは屋根瓦が100枚以上落ちたそうだ。でもみごとに復活した百楽湯。まったくもってすばらしい。 しかしお客は減っているという。おばちゃんは「もうあかん」と言う。なのに月に1〜2回しか休まずに毎日お湯を沸かし続けておられるのだ。 この日本の宝、いや「心の世界遺産」をなんとしても未来に残したい。 箕面市民および阪急宝塚沿線にお住まいのみなさん並びに関西在住の銭湯ファンよ、急げ、百楽湯へ! (04.2.26) (写真は08.4.24) |
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千里湯★
石・石・石・・・石のお風呂。頑固に石を守り続ける銭湯ここにあり。 JR吹田駅を北口に出て、徒歩2〜3分。産業道路沿いの片山商店街アーケードにあるのですぐわかる。 アーケードより上部は左右に小屋根のついた、ちょっとめずらしい造りの古風な日本建築だ。 ![]() (左)にこっ、としているみたい (右)側面の路地がまた渋い 玄関脇は重厚な感じのタイル張り暖簾をくぐると下足室、下駄箱はアルミものに替えられていて、ややそっけない。 でもそのぶん、内部が濃いぞぉ。 脱衣場は意外に感じるほど空間が広がっている。高い格天井に、今はもう動かない旧式の木製2枚羽プロペラ。古い番台に仕切り壁。ロッカーだけは新建材に替えられているが、その他は昭和5年に建てられたままだ。 浴室も広々広々しているが、いやはやここはもう、天晴れなまでに昔のまま保存されてるなあ。 床は石畳で、隙間にタイルが市松模様にはめられているパターン。しかも石はかなりみっちりと敷き詰められていて、排水溝が1本だけの床全面傾斜型。排水溝まで石づくりだ。 驚いたことに、カラン周辺の段などもほとんど石造りのままで、カラン自体も石に穴をあけて取り付けられている。椅子に座ったときに足をおく部分のみタイル張り。 言うまでもなく湯船も全部、石。ピンク色のカリ長石がしっかり入った、御影石らしい御影石だ。 中央のメイン浴槽、一部つながるかたちで浅い浴槽、奥に少しぬるいサブ浴槽。そのどれもがみごとなまでに昔ながらの石造りのまんま。 しかもジェットも気泡も電気も、なーんもない。静寂そのものである。黙って湯がモコモコと湧いている。聞こえるのは湯をすくう音と、洗面器のカコーンのみ。女湯の会話もすべて聞こえる。 女湯との壁にはアルプスの、奥の壁には富士山の、モザイクタイル絵がある。 うむー、それにしてもすごい石の量だ。一つの浴室でこれほど大量の石を見せつけられたことは、かつてない。 昔の造りのまま営業している銭湯は小規模なところが多い。しかしここは改装に十分な広さがありながら、そして駅前商店街という好立地でありながら、ここまで頑固にいにしえスタイルを昔のままで営業しているというのは、ちょっとすごい。 しかも隅々までしっかりと磨かれている。圧巻だ。 上がりは飲み物販売いろいろあり。 お湯は薪沸かし。番台のおやじさんも頑固そう。こうなったら、いけるところまでこのままで行ってほしいものだ。 (2003.9) 内側から表通りを見る |
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桜湯
阪急宝塚線の岡町駅を降りると、東側にアーケードの「岡町商店街」がある。 それを1分ほど進むと、ナナメに商店街が交差しており、さらに右に神社の鳥居、左に狭い路地の入口と、複雑な6差路になっているところがある。 その左の狭い路地をちょっと入ってみませう。ほら〜見えるでしょう? 入母屋造りの郷愁系銭湯が。 もうこのロケーションがたまりません。おしっこちびりそう。 ![]() (左)この左の狭い路地を覗くと・・・ (右)ほら、すぐ正面に・・・ これこれ!暖簾をくぐると、下駄箱は黒と黄のタイガースカラーで塗られている。やっぱ大阪やな〜と思いつつ戸を開けて脱衣場に入る。 ![]() 脱衣場の天井は格子状で、薄い緑とクリーム色のツートンカラーに塗り分けられている。そしてロッカーは水色と白のツートンカラー。 ツ−トンツートンしているが、まあ全部が黄色と黒でなくてなんとなくホッとした。 浴室は改装されていて、さほどの古さは感じられない。こじんまりしたスペースに、深浅の主浴槽、電気風呂、気泡風呂、そしてスチームサウナがコンパクトに収まっている。スチームサウナは5〜6人サイズと広めで、明るい印象。 浅い浴槽の底に使われているタイルにギザギザがり、それがとても気持ちいい。 夕方5時台から5〜6人の客がいた。古い外観の割に内部は小さいながらも明るくて使い勝手がよく、立地のよさもあってまだまだ現役でいけそうだ。 (04.4.8) |
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曽根温泉
阪急曽根駅から西に商店街を歩いて2分たらず。坂を降りて角を右へちょっと入ったところにたたずむ。界隈も含めて、落ち着いた雰囲気がなかなかいい。 脱衣場は格天井。男女仕切り壁や番台にも昔ながらの味わいがある。小さな庭の風情もいい感じ。 ![]() 浴室は改装されていてさほどの古さはない。 中央に深い浴槽、奥に浅い浴槽(ジェットつき)と電気風呂。浅い浴槽が深い浴槽の倍ほどもあるのがめずらしい。広々していて、子どもを連れて来たくなる。 入ってすぐのところに胸高の壁、その横っちょに鉢水があるのもちょっとかわってる。 奥の壁にあるエンゼルフィッシュのモザイクタイル絵もめずらしいかな。 (04.4.16) |
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内部は特に古さを感じさせるでもない標準的な銭湯。しかし、レトロモダン調の外観がやけに美しいので掲せておこう。 阪急京都線で十三の一つ神戸寄りの「神崎川」駅を下車し、橋を渡るとそこは豊中市、高度成長期チックな下町の住宅街が広がる。線路の1本東の道を北へ5〜6分歩くと、煙突が見えてくる。 ![]() 白い外壁と木の緑がまことにビューチフル。自販機なしもグー 外観と同様、内部もシンプルでこぎれいだ。広めの脱衣場もスッキリ。 浴室は、中央に浅深の主浴槽、それにつらなるかたちで奥にジェットと電気の2浴槽。浅い浴槽の底にはタイルの鯉が4〜5匹泳ぐ。 奥のタイル壁一面に描かれた絵が目をひく。波の打ち寄せる海岸にソテツが繁り、野生馬が3頭、白い灯台。宮崎の都井岬あたりをイメージしてあるのかな? なかなかいい雰囲気。 わりに最近改装されたようで、真新しい化粧タイルは目地まで白く清潔感が漂う。 ただ、こぎれいにまとまりすぎてて、僕としてはもうちょっと何かアクがほしかったりするなあ。 |
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大阪・京都府境の島本町は名水の里として有名だ。サントリー山崎工場もある。 府境上に位置するJR山崎駅の駅前は京都府だが、離宮八幡宮から西へ行くとすぐに大阪府に入る。サントリー工場を右手に見ながら5〜6分ほど歩き、コンビニ手前の角を左折するや、でーんとご登場。 むおっ、このすばらしき伝統的外観! 歴史がありそうだが、ボロい感じはしない。水質も含めて期待感爆発。 なかなかの貫禄暖簾をくぐって下足室、ゆったりスペース。 戸を開けると番台におやじ。ほう、脱衣所も広いなあ。内装は下足室とともに高度成長期的合板で改装済みだが、松とあじさいが茂る前栽も広めで風情よし。 ロッカーのサイズがでかい。傍らには長方形のプラ籠が並んでいる。おっとぉ・・・これは籠ごとブチ込む京都式やん! 怪しいとは思ってたんだが、島本町ってやっぱり京都だったのか。市外局番も075やし。兵庫県における尼崎のような存在だな。 ともかく浴室へ。ここも広々しているが・・・で、出たーーっ。奥壁上部の端から端まで、男女ぶち抜きで横長の立派なタイル絵だ。男女境の位置に富士山がそびえ、左右は湖で帆掛け舟や東屋などが描かれてある。 フルチンのバカヅラでホォーっと見とれる大きさ美しさ。やさしい色合いが精神的なコリをほぐしにほぐしてくださいます。 浴室内も、一見して京都風。カマボコ天井に大きく湯気抜きが開き、男女隔壁沿いに並ぶ湯船の周囲には座り段がない。主浴槽は一部が半円形に突出した深浅(一角が電気風呂)で、その奥に浅い気泡風呂と、座浴ジェット2連。 湯舟のへりには、福知山の桜湯的なミニサイズの長方形豆タイルがびっしり張られている。その他のタイルも京都銭湯的な色柄・大きさだ。 さてと。ここは水質に期待大なのだ。どれ、まずはかかり湯と・・・うほっ、これです、イキイキとやわらかな肌ざわり&地下水のいい香り。嬉しいねえ。湯温はちょいぬるめだな、41度台。 さらに嬉しいことに、出入り口の左右にスチームサウナと水風呂がある。スチームサウナは4〜5人サイズで、かなり強烈。こいつで蒸しては水風呂ザブンの繰り返しで昇天だ。水風呂から遠くに眺める富士山がまたよろし。 あ〜、ええよぉ〜、ものすごええのよぉ〜。 あがりは飲み物いろいろあり。 日曜日の夕方5時ごろ、お客は常時7〜8人が回転していた。建物渋いわ内部は広いわタイル絵あるわ水質ええわスチーム強力やわ。こんなのが近所にあったら通うねえ、間違いなく。 (05.9.11) 前には車も数台置ける |
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