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ゆうこのささがなる日記 小雨のち霧。 一日11〜12度。 下界では桜が満開のようですが…お山では、やっとタムシバ(コブシの仲間)の白い花が咲きはじめたばかりです。 牧草地の奥や林にはまだ残雪。中央左のタムシバがわかるかな…2004.3.29 本当にコワいのは 「鳥インフルがコワい…」 (晴れて大学に合格し、明日関西へ旅立つというバイトギャルが、窓の向こうのカラスを見た時の一言) コワいっていうのは、「鳥インフルに感染するかもしれない」のがコワいという意味ね。 鳥インフルエンザって、鳥の病気でしたよね。 鳥インフルエンザは、フツーに生活していれぱ「直接」人に感染しないんでしたよね。 (タイの例って、「高病原性」になって死んだ家禽のウィルスを業者が大量に吸引してしまうという「特殊な環境」で感染したんですよね) 本当にコワいのはなんでしょね。 もともと病原性のない鳥インフルエンザウィルスが、家禽(かきん)のニワトリに入って「高病原性」になったのはなんででしょね。 フツーのウィルスを持っているという渡り鳥の水鳥とニワトリが「自然の状態で」接触する確率など…ほとんどないのだとか。 そういわれれば、水鳥を捕獲して持ち帰った人がニワトリ飼ってる確率のほうがよっぽど…。 それより日本は「野鳥輸入大国」でしたよね。 日本の自然界ではこの数十年の間に、かつてないスピードで絶滅に瀕するものだらけになっているというのに、そして外来種問題が深刻化しているというのに、一方ではペットとして(野鳥だけでなく野生動物や昆虫まで)世界中からどんどん輸入してきてるんですよね。 そして今回の病気を恐れてペットを野に放ってしまう…なんて無責任な人まで出てきているんですよね。 もし絶滅の危機に瀕している野鳥が、今回のカラスのように「高病原性ウィルス」に「2次感染」したら、どうなるんでしょか。 一番こわがっているのは・・・野鳥たちなんじゃないでしょか。 (鳥インフルエンザのこと→http://www.wbsj.org/index2.html) 小さな鳥の巣があるのがわかるかな2004.3.28(日) 昔はよかった… 快晴、朝6度、昼18度。 この春いちばんの陽気。 「これとこれは違うダラ?」 私が師匠と呼ぶ谷釣り師の人から、水中昆虫のカワゲラさんをもらって図鑑と照らし合わせてまじまじ。 師匠はね。 谷釣りしながらそこらじゅう見回って情報くださる元ハンターの人。 いつもイノシシやシカの被害のこと、駆除のこと、肉のこと、山と川のことなんでも教えてもらって…ついつい長話に。 それから、いつもヤマセミを温かく見守ってくださるご近所の人あり。 カエルのこと、ミソサザイの巣のこと、トビでないタカのこと、過去の日本の拡大造林政策のこと…ついつい長話に。 それから、実家が九州の宮崎だというかわゆい大学生さんあり。 宮崎のヤマドリ(亜種コシジロヤマドリ)が希少種になってしまっていること…ついつい勝手に長話に。 なぜって先日、ヤマドリさん自体がアジア版のレッドデータブック(「絶滅危惧種・日本の野鳥」)に載ってしまっているのを見て驚いたばかり。 だって日本では狩猟鳥。 昔はごく普通にいたけれど大規模な狩猟で数が減ってしまったのだとか。 日本にしかいないヤマドリは、日本の中でも地域によって微妙に羽の色が違うのだそうですよ。 2004.3.27(土) 春の黄色 晴れ。 まだ雪の残る谷を釣り師のおにいさんと。 でもそこはもう春の世界… 愛のヒキガエル合戦が始まっておりました(うひゃ〜)。 驚いたのは体の色。 黄色のヒキガエルなんて、初めて見たのでありました。 みんなそれぞれ個性が強いのね。 ![]() (左)あ…見てごめん (右)卵です 林道脇のキブシの樹も、黄色いつぼみをかわゆく垂らしておりました。 大山環状道路(県道「御机〜桝水」間)が昨日開通になりました。 町道「野添〜いわなや間」も、無事に開通になっております。 連絡が遅れてごめんなさい。 2004.3.23(火) 存在の意味 くもり、朝2度夕方7度。 昨日の雪が融けて…雪えくぼになっていました。 いつものように首から双眼鏡をさげて歩いていると、笹ヤブのそばで小鳥さんたちの影ちらちら。 で、双眼鏡に手をかけようとした瞬間… 私の斜め後ろから目の前を横切って、1羽のタカのお仲間がその小鳥さんめがけてものすごい速さでヤブに飛び込んでいきました。 そのスピードだけでなく羽の使い方のかっこよさに、じーん・・・。 まさに食物連鎖の頂点にたつ者の迫力なのでありました。 それにしても、幸せそうに見えていた小鳥さんたちの生活も、やっぱり厳しい世界だったのね。 でも今回は、素早くヤブに逃げ込んだおかげで助かった様子。 人間にとって何の意味もないように思えるヤブでも、小鳥さんにとっては大切な隠れ場所でありました。 ![]() (左)今日の「雪えくぼ」 (右)おまけの写真「雪まくり」です(3月10日撮影) 2004.3.22(月) 除雪車 一日雪。 また30センチ積もりました。 あともう少し…お世話になります2004.3.19(金) 谷にウグイス ポキョッ・・・。 今年初めて聞くウグイスさんの声、谷に響いてほんとに美しい。 ウグイスはね。 寒い冬は山を降りているけれど、毎年春になったらまたお山まで登ってきてくれます。 どの道通ってくるんでしょか。 谷を渡ってくるんでしょか。 そういえば、ウグイスさんにあわせるようにキセキレイさんもやってきてくれました。 キセキレイはね。 水辺の上流部に住むけれど、積雪が多いところでは冬は下界に下りるのだとか。 白い雪の世界では、美しい黄色が目立ってしまうからなんでしょか。 ところで、冬の間じゅうずっとそばにいてくれたセグロセキレイさん…なぜだか急に姿が見えなくなって今日はちょっと寂しいカンジ。 セグロセキレイはね。 白と黒。 水辺のどこにでもいるって言われてしまうけれど…世界中探しても日本にしかいないのでありますよ(日本固有種ってことね)。 冬も笑わせてくれたセグロセキレイさんの足跡です2004.3.18(木) 最後の雪 雨のち雪のち霧。 朝2度、夕方1度。 「笹ヶ平(ささがなる)〜鏡ヶ成(かがみがなる)」の県道が開通になりました。 (「鏡ヶ成〜蒜山」は明日の予定、「御机(みつくえ)〜桝水(ますみず)」は4月1日開通予定だそうです) 鏡ヶ成(標高950メートル)まで5キロ弱
2004.3.17(水) 命をかけて逃げるひとくもり、南から強風。 開通直前の県道を鏡ヶ成までフクと。 南風を背に受けて…鳥の声を聴くフクちゃん昨年白うさぎさんに出会った場所で再び何やら気配。 でもそこは2メートルほどの雪の壁があって…フクは残念そうに壁にアタックしておりました(どうせ追いかけても絶対に追いつけないのでありますが)。 ノウサギっていうのはね。 とにかくその後ろ足がデカくてすごく強いのよさ。 とにかくその後ろ足で敵からひたすら逃げるのよさ。 そういえば数年前の夜、(池の周りをうろついていた時に何かの拍子にびっくりしたのか)誤って釣り池に飛び込んでしまって…泳ぎ逃げ回るところをタモで救い上げたことがあったっけ。 相当長いこと冷たい水にいたせいで体が固まってしまっていたようだったけれど、その後ろ足の力は恐いほどだったっけ。 とりあえず大型のカゴに入ってもらって、翌朝元気になっていたので逃がしてあげようとカゴを屋外に出したとたん…ものすごい力で跳ね出したのでありました。 どんな力って。 もうほんとに、カゴごと真上に飛び上がるくらい。 もうほんとに、(このままあと数回頭を打ち付けて)死ぬ気なんじゃないかと思うくらい。 その時はじめて「野生動物」と「家畜・ペット」は全く違うものだというアタリマエのこと…改めて気づいたのでありました。 以前「飼いウサギ」を飼っていた私だけど、「ノウサギ」のこと何も知らなかったのだと気づいたのでありました。 ちなみに(白くて赤い目の)「飼いウサギ」は、ヨーロッパのアナウサギを家畜化したもののアルビノ(白子)なのだそうです。アナウサギというのは穴を掘って集団で生活し、赤ちゃんは目も開いていない裸の状態で生まれ、独り立ちできるまで親が育てるそうです。 日本のノウサギは単独生活。 生まれた時から毛が生えそろい目も開いていて、すぐに動き出して自分の力で生きるのだそうですよ。 2004.3.16(火) さよなら冬鳥 朝6度、午後17度。 雪は一気に20センチをきりました。 カシラダカ(冬鳥)さんたちが、雪の上で細かいチリのようなものをせっせとついばんでいます。 強風で折れて飛んだヤシャブシのタネなんでしょか。 雪の下から出てきた去年の枯れ草のタネなんでしょか。 んなもんで、海を渡る力になるんでしょか。 んでも羽の色…もう冬の色から夏の色に変わっておりました。 どうぞごぶじで。 2004.3.11(木) タテがヨコ くもり。朝11度、昼12度。 昨日の南風とその後の雨で、雪は60センチまでに。 家の周りでは、再び一部地面が顔を出しはじめました。 そんな場所で…地面の上に赤いお腹したアカゲラさん。 落ち葉をぱいっと投げ、土を掘っては四方にハデに飛ばして、地中の虫をほじくっては食べている様子。 ツグミさんのようにぴょんぴょん歩く姿も、なんだかふしぎ。 キツツキといえば樹にタテにとまって幹をつつくもの、という思い込みのせいなんでしょか。 見ているうちにいつのまにか私の首は90度…曲がってくるのでありました。 そういえば黄緑色のアオゲラさんは「アリンコが主食」と図鑑に書いてあって驚いたんだっけ。 地面に降りて長い舌出してぺろぺろアリンコなめてる姿…そのうち見せておくれよね。 2004.3.9(火) 足跡 快晴。 朝、表面が固くなった雪の上に、ウサギさんの足跡やら謎の足跡やら。 確かこの場所は…昨日の夜キツネさんが鳴いていた場所。 そういえばキツネさんはノネズミやノウサギを食べて生活していたんだっけ。 キツネさんをとりすぎてしまった地方では、生態系のバランスが崩れて樹木などに大きな被害が出たんだっけ。 このキツネさんが雪の上で、1メートルほども飛び上がって雪の下のネズミを獲る姿…本当に美しいのでありますよ。 ここのキツネさんはメスではないでしょか。 メスは生涯その地を離れないのだそうです。 だけどオスはどこかにいるんでしょか。 んなこと聞いてみても…キツネさんはただ悲しげな声で鳴くだけでした。 午後、雪はどんどん融けて1メートルほどになり、一部の谷の斜面では雪崩が起きておりました。 ![]() (左)雪の表面が固まって…ちょっといびつなウサギさんの足跡 (右)謎のひとの足跡です 2004.3.8(月) テンテンと 朝小雪、マイナス4度。 午後から晴れて夕方3度。 パウダースノーを気持ち良さそうに掘ったイタチさんのトンネルやら、得意のシャクトリムシ歩き…で移動したテンさんの足跡やら。 私はずっぽり沈みこんでしまうというのに、みんなすごいのね。 ![]() (左)イタチのトンネル…私も中に入ってみたい (右)これがテンの尺取虫歩き 2004.3.7(日) とんねるず 一日雪。 朝マイナス4度、夕方マイナス1度。 さらに50センチほど降って、一気に140センチを越えました。 閉じこもって地元紙のまとめ読みをしていたら、自然歳時記のコーナーにハタネズミのお話。 なんでも雪の下に迷路をつくる名人なのだとか・・・。 ということは、私がこないだの日記に書いたモグラさんのトンネルは、もしやハタネズミさんの迷路だったんでしょか。 確かにモグラさんにしてはトンネルが細い部分があるし、なんかクネクネしすぎてるなとも思ったけれども、最後はちゃんとモグラさんの地下の穴につながっていたもんで、てっきり・・・。 ハタネズミは、モグラのトンネルを利用することもあるのだそうです。 んで、野菜をかじられてしまった農家の人は(ミミズと虫の幼虫しか食べない)モグラを間違って犯人に決めつけてしまうことが多いのだとか。 自然のお仲間はお仲間同士でうまくやっているんだろうけど…人間には誤解されてしまってるってこと、案外多いってことなんでしょね。 (言い訳の写真)モグラさんの穴につながって…2004.3.6(土) 白 一日雪と風。 パウダースノーが20〜30センチ飛んだり積もったり…で約1メートル。 昼マイナス2度、夜マイナス5度。 2004.3.5(金) 歩けば歩く時… 雪のちくもり。 昨日の雪が少し重くなっていたので、カンジキのひもを締めなおそうとした瞬間、目の前の木の枝に飛び上がって鳴いたのは、キジさん。 そういえば、確かにここはキミのテリトリーでありました。 だけどまさかこんな雪の中で出会うとは思わなかったので…驚かせてしまってごめんね。 そういえば先日は想像もしなかった場所でヤマドリさんに出会ってしまったんだっけ。 あまりに厳しい環境でひっそり冬を越す姿を見てしまっては…涙が出そうになる私。 急いでその場を離れたのでありますよ。 ![]() (左)キジさんの足跡です (右)おまけの写真。(内股歩きのアオサギさんです) 2004.3.4(木) 雪 一日雪でマイナス2〜3度、夜マイナス6度。 新たに30数センチ積もって約90センチに。 寒い夜に歩いているのはだれでしょね
2004.3.3(水) 紅の節句ふぃふぃ…と、間の抜けたような声で私を呼ぶのはウソさん。 まるっこい灰色の体に黒い帽子をかぶった、美しい紅色のほっぺの彼。 雪がちらつく冷たい枯れ草色の世界の中で、一瞬目の前が春色に。 そういえば今日は桃の節句でしたね。あんがとね。 ![]() こちらは赤い尾のヒレンジャクさんたちの置き土産(ヤドリギのタネがわかるかな) 2004.3.1(月) 樹というひとたち 気温1〜3度。 雪降ったりやんだり。 ![]() (右写真)真ん中の木が特にコゲラさんのお気に入り。枯れ木に潜む虫を食べて生活しています これら1本1本の樹にいったいどれほど多くの命が関わっているのでしょか。私には想像もつかない年月が流れていることだけは確かなようで… 過去の日記です |