メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
長崎県の渋~い大衆食堂 | ||
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かんざき
「竜馬通り」の中ほどにある。暖簾がかかる前から常連さんらが待ちきれずに次々入ってしまう人気店だが、よく見たら玄関先で猫も待っている。 (左)左端の猫だけ置物です (右)開店するや猫も入って席につく カウンター席とテーブルが並ぶ落ち着いた店内は、おやじさんとおかみさんがテキパキと切り盛りする。 和洋中の各種定食が充実しており、ほぼ600~700円の間に収まってリーズナブルだ。 食堂好きなら店内風景と壁にズラリと貼られたメニューを見るだけで、こりゃ繁盛するわ、とわかるだろう。 以前、長崎でお腹を壊して1日絶食したあと、ここの豚汁を食って救われた経験がある。たっぷりでメッチャぬくもってホンマ素晴らしい。 (左)ロースカツ定食700円 (右)豚汁たーーーっぷり! 豚汁定食700円だが単品もできる もちろん長崎名物ちゃんぽん650円や皿うどん680円もあるけど、まだ食っていない。カレー南蛮うどん500円も気になるし~。一品のニラとじ250円や目玉焼160円などをコールしてみたい気もする。 長崎の普通メシのハイレベルっぷりを体感できる満足食堂だ。 (2015年1月) |
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寿々屋
長崎へ行くたびに散歩してしまう唐人屋敷(江戸期の中国人居住区)脇の路地の角、紺地の暖簾が揺れる風情がよい。 入り口横におかずケースがあり、外から見えるようになっている。 中に入るとテーブル4つほど。お昼時で満席状態、おじさんと相席。 (左)入口のおかずケース (右)小さな店 おかずケースを見に行くと、おからや酢の物、煮物などがそれぞれ小鉢にたっぷり。このボリュームは関西のケースではあまり見ない。 「これはわかめの酢の物ですか?」と聞くと、昆布の醤油煮だという。これもかなりの量だが、ビールのアテにもらう。 昆布の醤油煮、なかなか減らない 壁メニューを見ると、かなり絞り込まれている。うどん類350~450円、焼きそば・野菜炒め500円、焼飯600円、チャンポン650円などスタンダード系だ。 感じのいい女性が注文を聞いてくれる。皿うどん650円とビール大瓶を注文。 やがてやってきた皿うどん、楕円形の皿にこれまたすごい大量! 揚げ麺が細い。1ミリくらい。こんなに細いのは見たことがない。そしてうまい。量は多いけど、この麺の細さで食えてしまう。 夢中になって食っていると、「持ち帰れますよ、残す人も多いので」とのこと。そうかもなー。 (左)皿うどん650円 (右)面が細い 途中で「サービスで出すの忘れてました」と、なます小鉢が出てきた。 皿うどんとなますは全部食ったが、昆布は大瓶1本には多すぎた。包んでもらって宿に持ち帰り、2日間にわたって食べた。 味よしボリュームよし、さらに店内のなつかしい雰囲気や、店の人の対応、渋い立地など、いろんな面で名店だ。(2016年11月) 向かいのクリーニング店がすんごい激渋 |
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なるほど
諫早のバスターミナルから3分ほど歩いたところ。 わりとポツン 入ると、手前にテーブル4つ5つ、奥に小上がり。テーブル2つを関西弁の5人が占めている。 (左)手前に少しカウンター席もある (右)よく食う関西弁5人組 壁メニューには、ラーメン500円チャンポン700円など麺類、丼物500~700円、洋食もの700~800円など。 唐揚げ定食740円が食いたかったが、めしがもうないという。5人組がチャーハンなどを頼みまくって、なくなったようだ。 カレーラーメン670円とビールを注文。 感じのいいばあさんがホールを担当し、奥の厨房でおやじさんが作っているようす。 カレーラーメン、うまい! カレースープがうまいしチャーシューもうまい。のりも乗っていてよし。他のメニューもいろいろ試したくなった。 これはナイス 壁に「コーヒー60円」と書いてある。60円て。しかも、食い終わって帰ると思われた5人組が「コーヒー5杯」と注文しやがった。 奥のテーブルや小上がりに新たな客が来て追われているばあさんは「時間かかりますけど」と言ったが、それでもいいと言う。 こういう老人食堂では、状況を見ろや。 でもいい店だった。また来たい。(2016年11月) |
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