メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
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ここや
庄内駅西口から徒歩3~4分、2本ある商店街のうち南側の端にあって、2面から出入り可能。 幅広い客層でいつも賑わっている。駅西住民にとっては、メシ食うならどこや? ここや! というポジションのようだ。 店内はキッチンを囲むコの字カウンターと、テーブル4つほど、さらに小上がり2~3卓。けっこう収容力がある。 閉店時刻30分前でもう他客がおらん時間に入っても、大将・兄ちゃんともに愛想がよくて嬉しいなぁ。 (左)商店街側の入口 (右)遠くにおかずケース メニューは和食・洋食・鉄板ものがいろいろ。定食はほぼ600~700円くらいで魅力的だ。ただし中華そばをはじめ中華系はなさそう。 おかずケースが充実していて、閉店間際でもそこそこある。しかも何品かを取り合わせた複合おかず皿が楽しい。 そのいくつかを取り、「刺身はもうおませんかね?」と聞くと「マグロがあるよ」と、そんな感じでチョイ飲みにも使える。 (左)複合おかず、その1 (右)複合おかず、その2 まぐろ刺身 カウンター、テーブル、小上がり、どの席も居心地よさげやわ~。 今度はお昼の空腹時に来て、定食がっつり食うとしよ。 (2015年5月) |
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土手嘉
富一さんという方から、この店のことを教えていただいた。「どてか」と読むらしい。 現在のご主人が8代目に当たるという古い店で、大阪最古のうどん屋とも言われているようだ。 阪急岡町駅から徒歩5分ほど、駅前商店街と能勢街道の交差点にどっしりと構える。向かいは原田神社の鳥居だ。 このカンロクは確かに並の店ではない。この界隈でも最も歴史ある商家だろう。 暖簾の下にはブラックボードが置かれ、本日のサービスセットが書かれている。 玉子丼セット750円→650円、しかもうどんorそばor中華そば、が選べるだとぉ? 見た目の格式の高さとは違って、安いではないか嬉しいではないか。 店内は広々として、清潔。テーブルが10ほどもある。おばさん店員がテキパキ対応してくれる。 ふと見ると、壁側の席がベンチ状の腰かけ段になっていて、そこに畳表が敷かれているのが目に留まる。渋いわ~。 (左)ええ感じの行灯 (右)店内は広くて美しい 壁にズラリと書かれたメニューは和洋中の多岐にわたる。 特筆すべきは、うどん・そば類、丼物、中華そばに中華丼、カレーライスやオムライスなど、ほぼすべてのメニューが500~600円台に収まっていることだ。 寿司メニューもあり、それとのセットメニューがまた秀逸だ。「寿司セット800円」は、いなり・ばってら・巻き寿司が2つずつと、うどんorそばor中華そばが選べる(冷も選べる)。さらに「はんはんセット650円」巻き寿司半分+ばってら半分+ミニうどん、もある。 かゆいところにまで手が届きすぎやないの~。 カレーチャンポン630円その他も気になったが、迷ったあげく「本日のセット650円」玉子丼+中華そばにした。 玉子丼ふんわふわ。お口の中で舌と一体化しよんがな……これはもはや快感と呼ばねばならない。さすが長いことやったはるだけあるわ。 中華そばも、これぞという食堂中華の懐かしい味。 完全に文句なし。 幸せです 14時前、客は他に1組くらいでのんびり食える。 近くなら通って、順にメニューを食っていきたくなる名店だ。 (2016年5月) ※富一さん情報感謝! |
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天ぷら食堂 魚徳
JR吹田駅から徒歩5分の中通商店街にある。天ぷら屋の発展型という、ちょっと珍しいパターンだ。 (左)天ぷら食堂 (右)くつろげる店内 テーブルが6つほどあり、壁に数多くのメニューが貼られている。下は赤だし110円に始まって、天ぷらはもちろん、麺類・丼物・オムライスやカレーライス、寿司から八宝菜から鍋物からラーメンから何でもある。 1000円を超えるのは上天ぷら定食など3種類だけ、あとはみなお手頃価格だ。 今日はおすすめの「ばってらセット」990円で昼間から酒の大盤振る舞いぶちかまし~。 (左)ばってらセット990円 (右)バッテラ拡大、美しいピンク (左)肉なべ800円ぶちかまし (右)カレースープ230円、うまい! 肉鍋は出汁に野菜の味が出てうまい。出汁で酒が飲める。 もひとつメニューで気になったカレースープ230円。カレーうどんの出汁のようにとろみはなく、最後までサラサラで、どちらかというとカレーラーメンの出汁に近い。 ご主人に聞くと、もとは天ぷら屋だったが、天ぷらが揚がるまでのつなぎ的に出した刺身が子どもに評判がよく、その延長でいろんなメニューが増えていったらしい。 ニシンそばのニシン以外はすべて自前料理で、出汁もそれぞれ違うという。 (左)出汁は手前のクドで作る (右)店内の水槽で、阪神大震災を経験したニゴロブナが泳ぐ いろいろ教えてくださるご主人の話も楽しく、贅沢な昼飯であった。お茶まで濃くてうまし。 (2015年3月) |
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よしや食堂
池田駅から真南へ向かう道を10分弱ほど歩いたあたり、道路に面してエエ感じの店が看板をあげている。 赤で「おふくろの味」、黒の筆文字で大きく「よしや食堂」、そして水色の縁取り。看板デザインの理想形に近い。 (左)新聞屋とニコイチ (右)緑色のパイプ椅子、やっぱりこれやね ガラガラっとサッシ戸を開けて入ると、こぢんまり空間にテーブル3つとカウンター。人のよさげなおばちゃん一人でやっておられる。 入口近くにおかずケースらしきガラス枠があるけど、そこには漫画が入っている。 壁のメニューを見ると、麺類400~500円、丼物600円台、定食700~800円、カレーやオムライスなど600~700円台。リーズナブルな一般的食堂価格だ。 かなり腹が減っていたので、奮発して焼肉定食800円を注文した。ジュージュー焼く音に合わせて、エエ匂いがぐんぐん漂ってくる。ああこの至福の時間! 焼肉定食800円、じゃがいも炊いたん付 そしておばちゃんが目の前に持ってきてくれた焼肉。めし。味噌汁。じゃがいも炊いたん。タクアン2切れ。 それぞれがそれぞれの湯気をたてている。箸でつまんで口に入れ、モグモグ噛んで、飲み込んで。 おふくろの味である。なにがどうということもなく、普通で、最高にうまい。 (2015年5月) |
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さつき食堂
石橋唯一の銭湯、平和温泉の若旦那に教えていただいた。商店街の裏通りの目立たないところにある。 外観のわりに内部はきれいに改装されていて、さほどのディープ感はない。 テーブル4つほど。ほかの3つはそれぞれおっちゃんが一人で食べに来て静かにビールを飲んでいる。 めがねをかけたさわやかな感じのおかみさん、奥におやじさんがいるのかな? 小さなおかずケースがあって、焼きシャケやカレイ煮やシラスなどがぎっしり詰まっている。とりあえず白和え200円をチョイス。 (左)小さな冷蔵庫 (右)白和え200円 テーブルのメニューを見ると、うどん類370円~、丼物480円~、カレーライスやオムライスは500円ちょい、中華そば380円は安いなぁ。一番高いエビフライ定食で930円。 一品ものもあるぞ、ハムエッグ200円いっとこ。ハムは1枚だが玉子2つ。 豚汁170円も安いので注文したが、椀が小さく豚も少な目なのがやや残念。めし小はこの手の食堂にしては控えめの量で130円(普通盛りで170円)。 ハムエッグ200+豚汁170+めし小130=計500円 土曜の昼下がり、小さな食堂で質素な食事。どことなく愉快な気分になってくる。ハムエッグに割り箸を突き立てながら、「吾輩は玉子とハムの蜜月が憎いのである…」などと不遇時代の文豪を気取るもよしである。 (2015年11月) |
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大衆食堂 よし川
香里園から北へ、似たような南北筋が何本かあるうちの一つの並びにある、小さい食堂。 表の「おふくろの味」の看板がかわいらしい。この規模でこんな看板を出している大衆食堂はめったにないぞ。 (左)寝屋川っぽい並び (右)かわいい看板 その看板を見ると、11時を境に「朝ごはん」と「昼ごはん」が切り替わり、おまかせ定食も500円→680円へと変身する。 店内はL字カウンターと小さなテーブル2つだけの狭い空間。気さくなおかみさんが切り盛りしている。 壁メニューには丼物やら各種定食が600~700円くらい、白板には「今日の一品」が十余り書かれている。 左手のおかずケースには、ちらし寿司の皿がいっぱい並び、焼魚も少々。 「今日はちらし寿司の日やけど、それでええ~?」 といきなり承諾を求められ、「あー、はい」と答えると、「おかずとね」とおっしゃるので、ケースから焼きサバを取ってチンしてもらう。 (左)昭和のミニ食堂 (右)ようは昼のおまかせ定食680円 ちらし寿司を食ったのは久しぶりだ。おいしいよオカーチャン。味噌汁は若干沸騰したような感じやけど。 「朝からずっとさっきまでお寿司がようけ出て、もうてんてこまいやったんよ」 ヤレヤレやっと落ち着いた、というところに俺が来たんやね。んでもう、ちらし寿司でかんにんなーという状況やったとみた。 ええねんでオカーチャン、うまかったし。ていうか別に特別なもんは期待してへんから。 でもすぐあとから馴染みのおばちゃん連中やらオッサンやらが来て、みななんやかやとよーしゃべること。 オカーチャンは休む間もなし、近隣のちょっとした人気店だ。 (2015年3月) |
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まつや食堂
わが生まれ故郷、寝屋川。駅からずーっと住宅地を歩いてると、もうどこなんやらわからんようになる。 ふいに数軒の商店が集まっている一角が現れ、カステラ屋の向かいに茶色い暖簾の地味な食堂がある。 中に入れば、あぁ昭和。 昭和、以外に例えようもなし 小さな金魚ばち、大きく育ちすぎた観葉植物。そうそう、昭和時代はどの店もこうだった。 中途半端な時間のため、他に客は誰もいない。 部屋の隅の天井近くにテレビが設置され、それをおかみさんがボーッと見ている。そのテレビの下に小さなおかずケースあり。 壁のメニューは、うどん・そば350円~、丼物は500~600円台、中華そば480円、カレーライス580円。めし大中小に味噌汁、豚汁、玉吸。定番のラインナップだ。 ホワイトボードに「本日のサービス、ヒレカツ定食700円」と書いてあるので、それを頼んだ。 料理は奥の厨房でおやじさんが作る。パチパチと油で揚げる音が聞こえて、俺の腹もなり始めた。 やがてやってきたヒレカツ、やらかくて4つもあって、なかなかナイスやんか。 あーおいち おかみさんと一緒にテレビのワイドショーを見ながら、黙ってモグモグ食べる。平和な寝屋川の午後だ。 何がどうということもないけど、こういうフツーな食堂がなくなってきてるのよね。 (2016年9月) |
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千力餅
萱島駅から商店街を入ってまもなく左手に現れる。 店名の通り餅屋さんの発展型食堂で、外のショーケースではおはぎ90円を売っている。 店内は落ち着いた昭和な風情で、テーブルが6つほど並んでいる。 歴史がありそうだが小奇麗 メニューはうどん・そば類が300円台からざっと40種類以上ある。さらに、にゅうめん、冷麺、中華そば、みそラーメン、塩ラーメン、カレーラーメンまで400~500円台でオラオラオラ~と揃っている。 もちろん丼物もあるし、トンカツ定食もハンバーグ定食も870円で食える。 カレーライスやオムライスはないが、アゲカレー丼ならある。カレーが丼で出てくるのが和食系のこだわりだ。ようわからんが。 さらに、おぼろ雑炊300円、すまし雑炊250円などがあるあたりも餅屋っぽい。 お酒があるから一品ものも、枝豆150円、冷奴200円をはじめいろいろあり。一番高いのはなぜかウインナー650円。豚カツ600円よりも高い。うーむ気になる…。 んで風呂上がりの俺としては餅を食うわけでもなく麺類や丼物を食うわけでもなく、一品の下足唐揚げと豚の角煮でビールや。大瓶500円で付き出しに枝豆もついて来たぞ。 (左)ゲソ唐300円 (右)角煮500円、甘~い 老夫婦が給仕をしてくれるけど、なんかヒマそうにしている。 どっちかが料理を作るのかと思ったら、どうも奥で別の人が作っているケハイで、二人はぼーっと立ち尽くしている。 メニューの多さの割に、時間が間延びしたような店。ビール1本ののんびりタイムを過ごせる。 さー帰ろ (2015年4月) |
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姫路屋 ★
近鉄布施駅から北へ5分ほど歩いて、商店街方面へクッと曲がったところ。古式ゆかしい食堂が現れる。 何もかも使い込まれながら清潔に整えられた、ホッと落ち着ける店内だ。 (左)渋い看板 (右)テーブル4つほど 壁メニューを見ると、小めし170円・うどん320円に始まって、丼物も定食も一品もみな安い。ビール大瓶500円も良心的。 まずは入ってすぐのおかずケースからマグロ刺身350円を取り、オムレツ200円はチンしてもらう。 さらに壁メニューから焼肉570円を注文。 (左)刺身350円、オムレツ200円 (右)焼肉570円 焼肉570円はハムエッグとたっぷりのキャベツつきで感激だ。豚汁170円も山盛り、これメッチャお得やわ。 豚汁170円 感じのいいご夫婦がもう60~70年、ほぼ休みなしでやってるそうだ。 「もうこういう食堂はあきませんわ」とおやじさんはおっしゃるが、渋くて安くておいしくてサービスよくて静かに過ごせる、こんなエエ店は布施の宝としか言いようがない。 未来永劫続いてほしい。 店頭に50円自販機がある (2015年2月) |
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夕張食堂 ★
布施駅から近鉄奈良線と大阪線が別れるが、その間のスキマのような道を進むと、駅から5分ほどで見えてくる。 ガラガラッと入ると、テーブル3つ、横にカウンター6席ほど。古い建物だ。コンクリ床の緑塗りが剥げて風格がある。 いにしえ香る、こぢんまりとした店内 正面にガラスのおかずケースがあり、天ぷら主体の盛り合わせおかずが3皿ほどある。店のじいさんに「おかず、なんぼですか」と聞くと、200円だという…ナヌ! 200円にしてはエライ豪華やぞ。 天ぷら6品(厚い豚、鶏、ピーマン、カボチャ、なす、ニンジンかき揚げ)とスパゲティ、レタス、りんごまで盛られている……これは安い。1皿もらわずにはおれん。 壁を見るとメニューが貼られているが…なんと、麺類はほぼ200~300円台、丼物は4種あって、いちばん高い親子丼で430円。うーむ、安い。 じいさまに中華そば280円を頼んだ。 じいさんとばあさんは淡々と作る。70歳以上かと思われる。 やってきた中華そばは素直な麺に、わりと味わい深い鶏ガラスープ。豚バラ。値段を考えると十分だ。 中華そば280円、おかず200円 いやはや、なんちゅー素晴らしきコスパの店なのだ。 じいさんばあさん、無理しすぎではないかと心配になる。末永く続けてほしい。 (2016年7月) |
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丸吉食堂
朝っぱらから布施駅をまーーっすぐ北へ歩いていくと、赤っぽく目立つ食堂あり。大学帽みたいに三角に飛び出したテントがちょっと珍しい。 表に二つの立看板があって、「今日の定食、かつ丼・ぶた汁・漬物 500円」「朝定食300円」と書いて貼り出してあるぞ。朝定食エライ安いな。 裏返った暖簾を手でよけて店内に入ると、年季の入ったチープ&ディープな空間。間口の狭さに反して意外に奥行きがあり、大きなテーブルが直列していて20人くらい入れそうだ。 でも丸椅子がどれも耐用年数を過ぎて破れており、減価償却しすぎの感がある。 おかみさん(60代後半?)と二人でやっておられるようだが、おやじさんの髪型がなぜか清の弁髪で、いやでも目を引かれる。 (左)真ん中あたりから表方面 (右)厨房方面 壁のメニューでは、うどん類250~450円、丼物400~600円、ラーメン350円、カレーライス550円など、安い食堂。中でも味噌汁50円が光る。 ともあれ朝定食300円をお願いした。 (左)壁には柱時計が並んでいる (右)朝定食300円 朝定食は玉子焼きと豚汁と漬物と飯。うむ、これで300円なら十分にお値打ちだ。あー焼きたての玉子焼きがおいちーわい。 ハフハフ食べていると、たくさんある柱時計のどれかが7つ鳴った。でも7時を指してる時計はない。そのとき8時40分くらいだったが、8時40分を指してる時計もない。 まさにタイムスリップ空間、タイムカオスの世界である。 ちなみに、このときは布施から行ったけど、最寄駅は地下鉄深江橋。道の向かいは大阪市東成区という、ビミョーな場所にある。(2016年7月) |
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助六
八戸ノ里駅の北口から3~4分。玄関先にいろいろメニューが出ていて、そそられる。 中に入ると 、日曜日の昼下がり、おっちゃんらが楽しげに飲みながら阪神デーゲームを見ている。 4人がけテーブルを2つずつくっつけた大テーブルが4つドンとあって、なかなかの広さだ。もひとつ小さ目のテーブルがあって、そこへ座る。 (左)くつろぎのよき光景 (右)おかずケース充実! 入って右に大きなおかずケースがあって内容充実、刺身類も多し。目移りするなー。 台所では男性が調理しているが、この店の特筆すべき点は、若くてきれいで品があってにこやかなおねえさんが対応してくれることだろう。他にも二人、若い女性スタッフがいる。こら流行るわ。 奥の壁にズラーッとメニューが貼られている。めっちゃ多い。うどん・そば・黄そば350円~、丼物500~700円台、ラーメン500円、もちろんカレーライスやオムライスもあり。 一品ものが充実してるのも嬉しい。納豆ふわふわ焼580円とか赤セン580円とか気になる。 アルコール類も種類豊富で、平日17:00~19:30はビール大瓶通常480円が390円とは嬉しいやんけ。 おかずケースから、キンキ塩焼きとホウレン草ちりめんじゃこを取る。 めしは大230円中180円とあるが小は書かれていない。あえて小を頼んだら、 かわいい茶碗で出てきた。そして味噌汁なんと50円! お茶は冷たいのがいいかあったかいのがいいか聞いてくれたうえで、2リットルのペットボトルでドンと出た。こんなに飲んだら下痢するっちゅーの! なんぼか忘れたけどもちろん安い 居酒屋メニューも多く、焼酎の一升びんキープもたくさん並んででる。うなぎまであるし。そしてコーヒー250円。何でもありの大衆食堂の鏡やな。 壁に「助六杯ボーリング大会」の集合写真が飾られている。ファンが多そうな優良店だ。 (2015年6月) |
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万福食堂
鴻池新田駅の真ん前にある。 店内はきれいに改装されている。白いテーブル6つ。50代後半くらいの、白衣に頭タオル巻のおやじさんが一人でやっている。 なんとも地味な暖簾 メニューは麺類・丼物・定食といった一般的な食堂メニューのほか、冷蔵おかずケースと、厨房カウンターには焼魚・煮魚がならんでいる。おでん(1個100円)もある。 さらにホワイトボードには、串かつ、餃子、スパゲティなども書かれている。 おかず類はほとんど260円で良心的だ。 冷蔵おかずケースには瓶ビールと、缶チューハイや缶ハイボールも入っている。 (左)店内 (右)冷奴とハムサラダで今宵はケンコー主義 スペースにやや余裕があって、観葉植物が置かれたりしている。 夕方のニュース見ながら、ハムサラダ、冷奴、缶ハイボール、全部おかずケースから勝手に取る。するとおやじさんが阿吽の呼吸でカツブシかけてくれたりマヨネーズかけてくれたりする。このささやかなやりとりが大衆食堂の小さな味わいどころ。計670円。 特に何がどうっちゅーわけでもないが、便利な駅前で、なんやしらんリラックス~な脱力ムードが漂っている。 ちょっと腹ごしらえに使いやすい、安上がりな良店だ。(2016年7月) |
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かどや (閉店)
JR堺市駅から徒歩1分の便利な場所にある。でも並びの店はみな閉まっていて、この店だけがかろうじて頑張っている感じ。 (左)表通りなのに・・・ (右)モロ昭和なつかし系 店に入ると、電気が消えて暗いとこに高齢のおかみさんが座っている。客もおらんし節電のために店の電気を全部消すという、昔の人のもったいない精神全開だ。 俺の姿を見て、電気を全部つけてくださった。なんか申し訳ない気分になる。 でも店内にはカレーのいい香りがそこはかとなく漂っている。 (左)壁メニュー (右)ありがたや、電気をつけてくださった メニューを見ると、麺類400~500円台、丼物500~600円台の一般的価格だが、表に招き布が出ていた通り、かき氷が400~500円台で各種ある。以前はバナナジュースやクリームみつ豆などの甘党メニューもいろいろあったようだが、今はぜんざい550円のみ。 冷たい麦茶がペットボトルで出てきた。よしこれでカレー系OKだな。 カレーうどん450円にしようかとも思ったが、せっかく節約していた電気をつけてくださった負い目からフンパツして、肉カレーうどん580円。 これはうまい。まろやかでコクがある。 (左)テーブルにドン! (右)肉カレーうどん580円 正確には「かどや金岡支店」というらしい。80歳になるご主人がかつて本店(堺東の銀座にあった。すでに閉店)で修行して、昭和33年に暖簾分けで開業したそうだ。 ざっくばらんなおかみさんはこうおっしゃる。 「もうヒマですねん夜はあきませんねん、前は市場があったとこが葬儀場になったし、この並びもウチだけなってもうたから、もうホンマやめなあきませんねん」 みんな、かどやをよろしく! カレーうどん、うまいぞ! (2015年7月) |
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王家食堂
JR阪和線が紀泉の山越えをする途中、山中渓(やまなかだに)駅の真ん前にある。 そうかここは王家の谷だったのか! と叫びたくなるが、情報によると「おうけ」ではなく「おおや」と読むっちゅー話。こいつは確かめねばな。 入ると昭和~なムード全開。パンやお菓子、サバ缶やインスタントラーメンも売ってるぞ。後ろはすぐ山だから、ハイキングの前後に立ち寄る人も多いだろう。 けっこう高齢のご夫婦二人でやっておられる。 (左)8人テーブル2つ、余裕のある配置 (右)お菓子やパン、飲み物種類豊富 (左)小上がりも居心地よさげ (右)一品よし、下山後の1杯に嬉しい 壁にずらり貼られたメニューを見ると、うどん類400~600円、丼物550~700円。オムライス600円はあるのにカレーライスがないのは珍しいかも。 ビール大瓶600円はチト高いが、まあ呑み屋ではないわな。 この日は同行者とともに麺類を注文、中華そば500円は太めの麺であっさりの王道。焼きそば450円も安定の普通。どっちも豚肉炒めとかまぼこが入っている。 (左)中華そば500円 (右)焼きそば450円 おやじさんによると、「朝7時に半分開け、9時に全開。夕方6時までだが7時になることもある」という。お客本位のお店なのだな。 最近はこういった片田舎の駅前食堂がホンマなくなってきたから貴重だ。 お勘定してたら、目の前の駅に電車が! 急いで飛び出て間に合ったよ~。すばらしく便利。 あっ、「王家」の読みを確認すんの忘れた・・・。 (2015年8月) |
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