ゆうこのささがなる日記 2003.6.25(水) くもり 朝17度、最高24度、日が暮れて16度。 明日は定休日(第4木曜)です。 2003.6.23(月) チルチルミチル この春に就職し今日まで突っ走ってちょいと息切れ気味のギャルが久しぶりに。 小雨ぱらつく夕暮れ時、2人で「幸せの青い鳥」さがし。 まずはイモリさんの脱力した泳ぎ方を見習って、体の力を抜いたらば… ほれ、「黒い鳥」クロツグミさんの美しい声。 ほれ、「黄色い鳥」キビタキさんの美しい声。 ほんで2人同時に「青い鳥」オオルリさん発見〜(やったね)。 それにしても、美しい瑠璃色の背中をこんなにも間近に見せてさえずってくれるオオルリさん、あなたって…いったいどっちのために現れてくれたの? なんて、マジに言い合ったりして。 ま、いいか。 「ワタシナンカイマスゴクシアワセ…」 そうつぶやいたかわゆいギャルに、あげるのよさ。 朝夕18度。 夜になって大降りに。 青いエゾアジサイ 2003.6.20(金) 梅雨のセミ 夕暮れ時、今年初めてセミの声を聞きました。 ヒグラシに似ているけど、ちょっと違う。 カエルがセミに合わせて一緒に歌っているようにも聞こえるけど、違う。 …エゾハルゼミさんね、たぶん。 朝17度、日が暮れて19度。 午後7時半の烏ヶ山(からすがせん)です。 2003.6.19(木) 台風の前 夕方5時すぎ、台風の前の風景です。 強風で上空の雲はどんどん動いて…下界と海が見えていました。 (どうぞ無事に通過しますように) (左の山のてっぺんが水平線。中央右の木のてっぺんあたりが羽合町の海岸) 2003.6.17(火) 山法師の行列 午後、一瞬ざあっと雨。 ヤマボウシ(山法師)の樹に白い花が目立ちます。 本当の花は真ん中の小さいので、白くて大きな総ほう片が…白いずきんをかぶった山法師に見えるからこの名がついたのだとか。 雨上がりの夕暮れに、不思議な美しさで輝いておりました。 2003.6.16(月) 霧色 くもり。 朝15度、昼22度。 いわなや周辺で巣立った子ツバメたちが、つり池の上で飛ぶ練習を始めました。 ツバメはね…水面をスレスレに飛びながら水を飲むのでありますよ。 ウツギにツルアジサイにイワガラミ…。 白い花もいろいろ咲いています。 (イワガラミ。小花のまわりにハート型のかざり花) 2003.6.13(金) クワ 晴れ。 クワ(桑)の木にへばりついて、実を食べた日。 手と口を赤く染めて恍惚状態…。 (さて、どの実がおいしいかな) 隣の牧草地では、今日もヒバリが空の一点にへばりついて(ホバリングね)、長くさえずっておりました。 2003.6.11(水) 保護色 「くぇっくぇっくぇっくぇっ…」 夜、アマガエル(ニホンアマガエル)の声が部屋の中まで。 アマガエルはね…周囲の色に合わせて、体の色を黄緑色から褐色にまで変化させることができる不思議なカエルちゃん。 中には、遺伝的に黄色色素が欠如して青色のもいるのだとか。 そういえば先日、「真っ青になったアマガエルがブルーシートにくっついていた」と聞いたけど…本当は「青いからブルーシートにくっついていた」ってことなんでしょか。 午前(昨夜からの風で)下界も海も青く澄んでおりました。 午後くもり時々小雨ぱらり。 ヤマネの写真集を貸した人から、紫色の都忘れの花をいただいた日。 (明日は第2木曜の定休日です) 2003.6.9(月) 幸せの青い蛙 夕暮れ時、鼻水をたらしながらモリアオガエル(森青蛙)の産卵をそっとのぞき見…。 モリアオガエルは、森の樹上で暮らす不思議なカエルちゃん。 指先のデカい吸盤で、自由自在に樹の幹を登るんだとか。 んでも、オタマの時はやっぱり水の中で生きるから…産卵の時だけ水辺にやってくるようです。 今日は白い泡の巣(卵塊)をつくるメスに、4匹ものオスが抱きついておりました(うひゃ〜)。 たくさん卵を産んで、たくさんオタマになって、たくさんカエルになって、森に帰っておくれよね。 それにしても、わたしゃなんでこんなにオタマとカエルが好きなんでしょか。 子どもの頃、オタマをいじくりまわし、カエルの解剖ごっこしてたバツでしょか。 (フクロウはじめ大好きな野鳥たちの生活を支える大切な存在だということに気づいたのは、やっと最近で…) この地に生きるモリアオガエルは、全身きれいな黄緑色。 日本の中でも地域によって背中に模様のあるのとないのがいるのだそうです。 晴れのちくもりと風。 朝夕17度。 2003.6.7(土) 雷 午前中晴れ、昼から突如激しい雷雨。 一時はアラレが降りました。 2003.6.6(金) 泣き笑いさせてくれた人 仕入れに出ようと車を少し走らせたところで、道路の真ん中でヒミズが死んでおりました。 ヒミズっていうのはね。 モグラの仲間なんだけど、体も手も目も小さくてかわゆいんです(7〜8センチ)。 (ヒミズの死体。右が口。小さな目がわかるかな) 初めて出会ったのは、イワナちゃんの供養碑の前で涙していたときのこと。 供養碑にむかって手を合わせていると、目の前の石ころが突然、カタカタカタカタ…と音をたてて動き出すではありませんか。 (ポっ、ポルターガイスト現象じゃっ)と恐ろしくなって固まってしまっていると、カタカタ動いていたその石ころがついに真上に飛び上がり・・・! 「ぎゃあああああああああ」(私) 「ピャァァァァァァァァァァァ」(ヒミズ) …と、石ころのしたから飛び出したヒミズが、大あわてでもとの穴に戻ったのでありました…とさ(めでたしめでたし)。 今日はそんなことを思い出しながら、ヒミズが大好きだという腐葉土に埋めてあげました。 朝16度、昼25度。 花粉症がピークに達したところで、デカい草刈車で隣の牧草が刈られました。 2003.6.3(火) アオい人 「あお〜 あお〜あ お〜あお〜」 「ごがががが ごがががが」 アオバト(黄緑色のハト)の声を聞いたり、モリアオガエル(黄緑色のカエル)の声を聞いたり。 快晴。 朝11度、昼20度。 2003.6.2(月) 鳥時計 快晴。 最低7度、最高22度。 朝の4時30分、「チチチチチ」と正確に鳴き出すキセキレイ。 45分ごろになるとホトトギスにウグイス。 5時になるとカッコウとイカル。 それでもぐすぐすしていると、モズが下手なスズメの鳴きまねばかり。 …そういう訳で、目覚まし時計はいりましぇん。 2003.6.1(日) 「野添(のぞえ)経由便」 「見えたかぇ?」 「見えた、見えた〜」 (農作業の合い間に自動販売機のジュースを買いにこられた方と立ち話) 変わったクチバシの鳥が来ている… そう教えてもらっていたので、先日早起きして約1キロほど下った場所にある田んぼを見に行った時のお話。 お行儀よく稲をよけ、エサ(ミミズだと思う)を食べていたのは、キアシシギ(黄足シギ)でありました。 シギのいた田んぼ シギたちは、はるかオーストラリアなどから渡ってきて、日本経由で、さらにこれからシベリアまで飛んでいく途中だとか。 オーストラリアって…約20年前にチャラチャラ行った記憶によると、飛行機に乗っている時間が長くてやたら辛かった(シンガポール経由だった)。 このデカい私は飛行機の中でただじっと座っていただけだというのに、あのコマいシギたちは…(考えただけで倒れそう)。 それにしても、こんな標高の高い場所(田んぼのあたりは約600メートル)までやってきていたなんて…。 ずっと昔からなんでしょか。 それとも何か理由があって最近上がってくるようになったんでしょか。 干潟や河口に立ち寄れる場所が減ってしまったんでしょか。 減農薬で酒米を作られているこの田んぼが気に入ったんでしょか。 また秋になったら帰りに立ち寄ってくれるんでしょか。 「ピュイ、ピュイ〜」 シギはただ美しい声を響かせておりました。 濃霧のち晴れ。 朝10度、最高16度、日が暮れて7度。 過去の日記です |