メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
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山梨県の渋~い大衆食堂 | ||
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若奴食堂 ★
身延線金手(かねんて)駅から徒歩5分ちょい。 両側の建物がなくポツンと建っている。 ![]() 若奴食堂はもう1軒あるらしく、こちらは「中央店」となっている。 中に入ると、午後2時前という中途半端な時間にもかかわらず、けっこう客がいる。 決して広い店ではない。中央に8人がけ大テーブル2つ縦列、左に小テーブルが2、3並び、右に小あがり3卓。テーブルがけっこう混んでるので小あがりに上がった。 とにもかくにも、壁を埋め尽くすメニューが圧倒的ですばらしい。麺類・丼物に始まって、一品ものの豊富な種類がもうコレでどや級。いちいち書けない。なんかジーンとくるよ。 ![]() ![]() (左)これはすごい! (右)厨房方面 客の多くがボリュームのあるカレーらしきものを食っている。壁に、 「日替わり かつカレー スープつき 750円」 と書かれている。かつカレーは通常1000円、そりゃ皆頼むわな。 そして店のおばちゃんの威勢がよく、見ていて気持ちがよい。 暑いから、まずはビール頼も。アサヒ・キリン・サッポロどれも大瓶550円、これだけでこの店の優良度がワカルよね。つきだしのモヤシナムルも嬉しい。 卓に置かれているメニューを見ると、地酒もいろいろあるぞ。ワインも山梨県産と輸入物とがある。焼酎やサワー系も細かくナントカ割が設定されていて、どんな要求にも応えようという姿勢に感服する。 目移りして苦しんだ末に、ベーコンエッグ550円。ベーコンのボリュームが嬉しい。 ほんで冷奴。あかん、メニューが充実しすぎてると結局こうなってまう。 ![]() ![]() (左)ベーコンエッグ550円 (右)紙カツ550円 「紙カツ550円」というメニューが貼られていたので「あれは何ですか」と聞くと、「トンカツより肉の薄いカツだけど、そんなには薄くないですよ」とおばちゃんが言う。 で、それも注文。たしかに薄いけど、それほど薄くはない。「紙」でこれなら十分だ。 そして自家製漬け物、味の素かけ。ウリうまし。 ![]() ![]() (左)小上がり (右)漬物 帰るのが嫌になる名食堂だ。近所にあったら俺はここで毎日三食こなしてヌシ化することは間違いない。 (2017年8月) |
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