錦水湯
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旭区大宮3-3-9
tel ; 06-6952-4017
【営業時間】14:00〜01:00
【定休日】毎月18日
【入浴料】300円 |
千林界隈は銭湯だらけ。その激戦区の中でひときわレトロ色を光らせる渋い銭湯がここだ。
地下鉄谷町線の千林大宮駅から千林大宮商店街を西へ行くと、設備系バリバリの神徳温泉がある。その前をあえて素通りして次の角を右へ曲がって徒歩3分。駅からは7〜8分かな。
大阪伝統凸型玄関の左右の前栽からは竹が風情よく伸び、モダンな丸窓からは花の鉢などがぶら下げられている。
古いタイルにもそこはかとなく清潔感
下足室、脱衣所はなんてことなく昭和中期的に改装されている。こじんまりした昔ながらの小銭湯典型例。
番台のおばちゃんはイマイチ愛想がないが・・・え? 湯銭300円? こりゃ嬉しいなあ。やっぱり近くに神徳みたいなバリバリ系がある場合は、値段の差をつけて勝負するのが正しい市場経済というものだろう。
トイレは隣の居住スペースに侵入して用を足す田舎式。じわっと郷愁です。
浴室入口のガラス戸は熱帯魚のエッチングになっている。
おっと、中へ入ると正面にいきなり腰くらいまでの低い壁。その上には裸婦石像が鎮座し、下の壁には一面に金魚のタイル絵だ。九谷焼っぽいが、これは珍しいパターン。金魚の手前には桶が積まれ、壁の裏側はカランになっている。
浴室は四角錘天井に湯気抜きのプチ空間で、湯舟は中央に深い主浴槽、奥壁に沿って浅いジェット2連と気泡、そして電気というシンプルスタイル。
まあ、どーってことないといえば、どーってことない。だが一目見てビビッときたね。この浴室全体に使われている石やタイルの色彩・質感がモロ俺好みなのよ。
湯舟のヘリは黒御影石で、フチのカーブがやさしい。周囲の座り段には厚さ10cmオーバーのどっしりした白御影石が据えられている。カラン下の台部分もすべて分厚い御影石で、電気風呂と気泡風呂の間の仕切りにまで御影石が使われている。ここに後頭部を預けて気泡に体を浮かせると極楽。
ついでに出入り口の周囲もズッシリ御影石。これら石の重量感・存在感がじつにワンダホー。しかも隅々まで磨き上げられた触感がなんともナデナデだ。
主浴槽に水を供給する蛇口はピカピカゴールドの真鍮製。
床や壁はタイル張りだが、細かく落ち着いた色合いはまさに古き良き銭湯だ。浅風呂の底は丸い豆タイルで埋め尽くされ、タイル鯉も泳いでいる。
外壁側のカランだけ新しいものに替えられているが、新しい部分も古い部分も、どこもよく磨かれているのが高感度びんびんだ。
ただし電気風呂が通電していなかったのが超残念。そして出入り口横にある水鉢は、出しっぱなし防止のためか蛇口の取っ手が外されて常時チョロ出し状態だったのも残念。これだと夏は誰かがバンバン使った後は水位が下がって使いにくい。
われながら細かいね。でもこれで星付きを逸したな。
上がりは飲み物いろいろあり。おや? 今話題の若花田と貴花田のサインがあるぞ! まあそんなのでも眺めながら、ソファーでダラーっとくつろいでいきませう。
古いけどきれい、しかも値段が安くて営業時間も長くて使い勝手よし。末永き繁栄を願う。 (05.7.15)
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