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生照温泉鶴橋温泉(廃業)
源ヶ橋温泉 ★
沢の湯 09.8.5
生澤温泉 ★(廃業)
宮の温泉 ★(廃業) |
生照温泉
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大阪市生野区新今里6-4-8
【営業時間】14:45〜0:00
【定休日】毎週日曜日 |
「いくてる」と読むらしい。
近鉄今里駅を南へ出て、左(東)へ徒歩2分。ちょっと不思議な建物が現れる。
生野区の浴場組合ホームページによると、神戸の異人館をイメージして建てられたそうだ。ドームの乗った曲面部分がなんともユニーク。

異人館というか、小さな学校のようにも・・・それにしても電線がすごい日本の街並み
飛び出した薄い部分に窓がある。トイレか何か?
わりと早い時間から営業しているのが嬉しい。昼間っから暖簾をくぐり、靴を脱いで脱衣場へ。木の番台は昔ながらだが、天井・壁は真新しく張り替えられていて、さほどのレトロ感はない。
浴室は、中央に深い主浴槽、その横に浅い気泡・座浴ジェット・電気と並ぶ。奥にはスチームサウナがあり、横に広面積の立ちシャワー。水風呂も広い。このあたりも嬉しいなあ。
湯舟は黒御影石。底には鯉の絵のタイルや昔の豆タイルが残っている。床やカラン周り、水風呂周辺など改装部分のタイル等のセンスもなかなかよい。スチームサウナ室は上が瓦屋根になっていたりする。
おっ、浴槽には「備長炭入り」と書かれた箱が沈められているぞ。
とまあ、なかなかの設備充実ながらもソフトなレトロ風味。珍しい外観、清潔感もあって、銭湯ビギナーを連れてくるのにちょうどよさそうなお風呂だ。(04.6.11) |
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鶴橋温泉
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2007年9月、廃業されたもよう。
レポートは営業当時のものです。
大阪市生野区鶴橋2−9−14
【営業時間】14:40〜24:30
【定休日】第2、4火曜日 |
焼肉とキムチの匂いムンムンのコリアタウン。鶴橋駅から南東へ、迷路のようなアーケード街を抜けて鶴橋本通りをちょっと西へ外れたところにある。
モダンな洋風建築。外壁に使われている黄土色の小さな四角いタイルは、真ん中がぷっくりふくらんだホットサンド型。のれんをくぐると下足室の正面にステンドグラスがあったりする。
東方から望む全体像。丸窓モダニズム
番台にかわいらしいオネーサマ、または愛想のいいイケメン兄ちゃんが座っているという、世にも珍しい美形銭湯だ。
脱衣場の中央に本棚があり、漫画や雑誌がぎっしり詰まっているのがまず目をひく。
が、それ以上に目を引くのが、脱衣場の入口横に貼ってある大きな朝鮮半島の地図。さらに本棚の裏側には朝鮮半島の3D鳥瞰図が貼ってある。さすがは鶴橋ね。
浴室は、女湯との境側にカランが10ほど並び、反対側に石造りの浅深浴槽と、奥に電気風呂、出入り口の横にかかり水槽があるだけのシンプル構成。
床は石畳で、なんともいえぬ落ち着きがあるな〜。ゆるやかに傾斜していて、使った湯が気持ちよく速やかに排水されてゆく。
脱衣場の隅には庭があるが、池が空なのは残念。そのかわりテレビでは、韓国民謡がビデオ上映されている。
古いけど、コリアタウンの活気が感じられる現役銭湯といえるでしょう。
上がりは・・・周囲には辛目の飲み食いどころが盛りだくさん、手近に異国の夜を満喫するがよろし。 (03.9.1)
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源ヶ橋温泉★
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大阪市生野区林寺1−5−33
【営業時間】15:00〜翌1:00
【定休日】毎週月曜日 |
JR環状線「寺田町」駅から南東へ信号を3つほど歩くと、左手に生野本通り商店街の入口がある。その中をしばらく歩き、フト右手の路地を入った正面にどっしりした姿が見える。
和洋折衷の堂々たる風格の外観に、思わず「おぉー!」と声が出てしまう。
玄関手前の路面に碑石が2つあり、玄関には「ゆ」の縦長のれん(当HPの銭湯トップページに勝手に使わせていただいております)、黄土色の瓦の小屋根の上には緑青の浮いた銅版に金文字で「源ヶ橋温泉」の大看板、その上に並ぶモダンな丸窓、それを左右から挟むのはマッチロケな自由の女神(!?)、そして屋根には金のシャチホコときた。
「どや、どっからでもかかってこんかい!」といわんばかりの横綱相撲ぶりでありながらも、ナニワ風の茶目っ気が光る。
この建物は、泣く子も黙る「文化財指定」なのだ。

(左)立派な大看板、見えにくいけど (右)不可思議なとりあわせ
さすがに内装も細部まで手抜きなくキチンと作られている。文化財の中でフルチンになれる幸せが360円で手に入るのである。
広々した脱衣場は天井も高い。和風の中庭には池に石橋がかかり、石灯籠などが置かれている。落ち着くなあ。
手入れの行き届いたタイルや木質を見ているだけで満足感がじわ〜っと湧いてくる。古い銭湯って、そのへんの壁や柱の材質にいちいちいいもの使ってるから好きやわ。
浴室は石畳。1枚1枚の石畳が大きく、しかも隙間なく敷かれていて、なんともいえぬレトロな気品に満ちている。
シンプルな空間ではあるが、意外に各種湯船が揃っている。
中央に重厚な石造りの深浅主浴槽、座浴ジェットつき。入口側にスチームサウナと水風呂があり、奥には岩をあしらった薬風呂&電気風呂。薬風呂には生薬のようなものが入った布袋が沈んでいる。
古い銭湯だが、お客は多い。地域の人気銭湯な様子が伺える。
この路地の一角は、他の建物も外壁タイルなどになかなか味わいがある。
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沢の湯
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生野区勝山南3-7-18
【営業時間】15:30〜23:00
【定休日】毎週火曜日 |
JR環状線「寺田町」駅から北東へぐねぐねっと15分くらい歩いたかな。生野区の真ん中あたり、夕暮れの脱力ぅ〜な街に揺れるのれんあり。

(左)玄関上にも住居部分進出 (右)デッカイ屋号は細かなモザイクタイル造り
玄関は天井が高くてすいーっと心地よし
玄関正面、油絵チックなタイル絵があるけど、張り紙で半分隠れているのが残念。でもこれはよくあるパターンね。
脱衣所へ進むと、半楕円形のゲージツ的な木製番台に物腰やわらかきおやじさんが座っている。この番台は昭和37年製・・・ちゅーことは俺と同い年だ。そうかお前もがんばっとるか。
脱衣箱その他はアルミ製に替えられているが、全体を昔ながらの銭湯ならではオーラが包み込む。
浴室は黒御影石づくりの湯船が、深・浅・デンキと並んでいる。浅はジェット2連。湯船ヘリの石のカーブがまろまろでナデナデしちゃう。
周囲の腰かけ段も石造り。床はタイル張りだが、一部がベタ座り用に高くなっている。お湯はややぬるめ。出入り口そばに水鉢。すべて大阪典型パターンだ。
カラン部分には、あまり見たことのないヒエみたいな穂の植物が描かれたタイルが使われているが、けっこう破損あり。
あがりはカルピス飲みながらスポーツ新聞、これまた正統派の銭湯道楽でございます。 (09.8.5)
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生澤温泉★
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2006年、廃業されました。
建物はすでに撤去されたもよう。
レポートは営業当時のものです。
(ちあき♪さん、すこうさん、情報感謝です)
大阪市生野区舎利寺3-5-18
【営業時間】16:00〜23:00
【定休日】毎週火曜日 |
駅から遠いが、たどりついて大満足。
JR環状線の寺田町駅から歩いたら、20分近くかかったかなあ。バスなら「生野八坂神社前」というバス停が近いようだ(がどっから出てるのかな?)。
源ヶ橋温泉を通り過ぎ、生野本通りのアーケードが終わるまで歩きとおす。周囲は鄙びた住宅地。川に出たら左へ曲がり、次の橋でまた左。
そしたら、これが見えます。すばらしいです。このすばらしさがわからんヤツとは今日限り絶交したいね。

どっしりした昭和モダン建築。壁の色が最高
スミッコの住居用入口?にも素敵なアーチ
暖簾をくぐると狭い下足室。正面の壁を挟んで男女の入口が斜め45度の角度でついている。
ここは和風
木の戸をなめらかに開けると、番台がカウンター式にこちらを向いている。
脱衣場が横に長く、浴室は番台の背後に位置する。淀川区の新木川温泉と似た構造だが、こっちのほうがこじんまりしている。
建物は古いが、天井や窓などのあちこちにモダンな細工が施されていて、昔はさぞや立派な施設だったことが偲ばれる。ステンドグラスや天井の鉄製3枚羽プロペラも渋い。上諏訪温泉の片倉館をちょっと思い出した。
浴室前の広い流しスペースの横に木枠のガラス戸があり、植え込みのある中庭を挟んで離れの便所がある。
このガラス戸、はじからはじへ斜めに2本、真鍮の取っ手が平行についた懐かしいもの。和洋折衷の上品な風情で、ちょっとした贅沢感が味わえる。
浴室へ。
コンパクトな空間に広い深浅浴槽がドーンとあるだけで、まあなんてことないっちゃーなんてことないんよ。
でも、銭湯好きにはわかるはず。
もーなんも言いたくない。黙って静かにひたりたいねワシャ。
といいつついちおうメモっとこか。
湯舟と外側の段は黒御影石。へりのカーブがやさしい感じ。浅いほうにはジェット2連。深いほうには竹炭の入った袋が浮かべられている。
男女仕切り壁には、広々した海岸風景のタイル絵。この雄大さは太平洋だな。しかも絵の周囲には岩が貼り付けられていて、露天風呂から海を見ているような雰囲気が演出されている。
床は1.5cm角の小タイルがびっしり。濃紺と白とが9枚ずつ、ちょうどルービックキューブのサイズで市松状に張り巡らされている。
カラン下には白っぽい御影石。出入り口近くには浴槽と同じ黒御影石の水鉢があり、その横には水の立ちシャワー。
要所要所に、建物外壁と同じ色の肌色の細かいタイルが使われている。
すべてがバランスよくシックに落ち着き、隅々まで清潔に管理されている。
古くて地味な浴室だ。だが、感動せずにはいられない。このまま永久保存版で頼むよカミサマ〜。
番台のおばちゃんに聞いたら、昭和初期の建物らしい。「もう古いからねぇ・・・」とか細い声でおっしゃっていた。大阪市は今すぐここを文化財に指定すべきだろう。
素晴らしい外観に素晴らしい浴室。訪れる価値は最大級、大阪を代表するレトロ銭湯の一つといえそうだ。 (04.6.17)
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宮の温泉★
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2008年7月、更地になっているのを確認してしまいました・・・。
レポートは営業当時のものです。
大阪市生野区田島5-7-16
電話:06-6758-3160
【営業時間】15:00〜23:30
【定休日】毎月7.17.27日 |
めぐりんから情報をいただいた。
生野区のどのへんだか忘れましたが、車で走っていたら「宮の温泉」という銭湯を発見しました。
そこそこ古くて、道路沿いの真っ赤な壁が妙に目立っていました。外観はかなりインパクトあります。
むふー、気になる! さっそく大阪南部での仕事をチャッチャと切り上げて生野方面へ向かう。
JR大和路線の東部市場前駅から今里筋を北へ数分歩き、サンクスの角を右折して2分ほど歩くと、太い煙突と赤い壁が見えてくる。
うほほ、これだな。きてますきてます大阪伝統の凸玄関、木彫りの屋号なんか外れかかってます。

(左)道路沿いの左側壁が赤いんです (右)玄関スペースの白塗り格天井
暖簾をくぐると、濃厚な外見に似合わず小奇麗ですっきりとした印象。
戸を開けると番台に感じのいいおかみさんが座っている。
脱衣所は、おっと久々に出ました、カンロクの折り上げ格天井。升目の板はこれも白く塗られている。ほれぼれ〜。
壁やロッカーは高度成長期モノで改装されているが、開け放たれた前栽にはツツジが大きく茂っていて風情よし。
ただし庭の一角に大きなタンクの機械が置かれていて、ブーンと音を立てているのがチト残念。水風呂および空調用の冷却装置だそうだ。

(左)脱衣所の天井、見事ぢゃ (右)スミッコ部分の巧みの技に注目するのぢゃ
浴室へ。
まず目につくのは奥壁のタイル絵。10×12枚のタイルに湖水風景が描かれているが、背景の山は妙になだらかで、湖岸にシラカバが2本だけ生えているという地味な癒し系の絵柄。
次いで「おおっ」と唸ったのは、湯舟のフチ。ここでは外側座り段とともに白っぽい御影石が使われているが、特筆すべきはそのヘリのカーブとツルツル度。これはもう徹底的に磨きに磨いて磨きまくりのミミガーつまみながらキュッと1杯いっときますか状態だ。
そんな湯舟が深、浅、電気と並び、どの湯舟にもナミナミとお湯が満ちている。湯温はぬるめで41度くらいだが、「ミネラル湯浴泉」だからぬくもるぞ。
浅風呂が深風呂より広いのは大阪古銭湯では珍しい。浅風呂の底からは気泡が豪快に噴出し、その勢いでお湯が常にフチから溢れて掛け流し状態になっている。言うまでもなく、そこへ俺が入るとさらにお湯がザアアーっと、ツルッツルに磨きまくられたなめらかカーヴのヘリを越えて溢れてゆく。
これは感動的なまでに豊かな光景だ。みなさん、わたくしは幸せであります。
そして奥には強力なスチームサウナ、その横にはよく冷えた水風呂あり。ついつい長湯の名コンビ。
浴室の床は標準的なタイルに改装されているが、カランまわりは細かい模様の俺好みの紺色タイル。桶を置く台部分にもどっしりと御影石が使われている。
出入り口の正面には島状の水鉢があり、さらに隅には立ちシャワーと、クールダウン関係の充実が目立つ。夏には最高ね。
上がりは飲み物販売あり。
おかみさんによると、昭和30年の建物とのこと。格天井や石の湯舟はもちろん当時からのものだ。
「湯舟の石が磨きぬかれた感じで、ものすご気持ちよかったですわ」と言うと、「石は磨けば磨くほどよくなるから」とおっしゃった。本気で磨きまくっている者だけが言える言葉だろう。
ともかく、あのツルッツルの石の湯舟から湯が溢れてゆく図の美しさだけで★をつけざるを得ない。それに加えて伝統建築の渋さも味わえる、穴場的な名銭湯だ。
地下鉄南巽駅からなら西へまっすぐ徒歩10分ちょい。 (05.10.20)
小さなしあわせをありがとう
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