チープに極楽。生きててよかった!

九州の名銭湯 【大分県】
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汐湯 (中津市)★

竹瓦温泉 (別府市)★ 07.8.27
永石温泉 (別府市) 07.8.31
梅園温泉 (別府市) 07.9.3
大和温泉 (別府市) 07.9.6

ゆのつぼ温泉 (由布市) 07.9.22

汐湯 

中津市三ノ丁1278−1
電話  0979-22-0128
【営業時間】10:00〜22:00
【定休日】4のつく日
【入浴料金】大人250円

【入浴と休憩】大人500円

 チープに極楽、生きててよかった・・・まじです。俺もう泣きそう。

 1万円札の福沢諭吉を生んだ町、中津。
 駅でもらった市内マップを見ると、中津川の土手のあたりに「銭湯汐湯」というのが小さく載っている。「塩健康法の元祖、塩水(海水)の銭湯、木造三階建の築70年」だと。横のイラストには「涼み台でのビールは最高」との吹き出しがついている。
 行かんわけにはいかんでしょう、そら。

 駅から古い町並みを抜けて北へ徒歩10分ほど。中津神社の横手へ抜ける道を行くと、城跡の石垣に突き当たる手前に看板が見える。
 近寄ると、3軒続きの渋い建物群が。手前の白い建物が浴場棟らしい。その隣には激渋の木造三階建て、さらにその隣には木造二階建てがあり、「割烹汐湯」という看板が出ている。
 銭湯&割烹・・・いまだかつてこのような銭湯があっただろうか。

 
(左)見えてきた   (右)浴場棟はさほど古そうに見えないが・・・

 
(左)三階建てと二階建ての激渋日本建築が並ぶ   (右)由緒ありそな「中津海水湯」の石碑

 入浴前にちょっと裏手の土手へまわってみる。海へと続くさわやかな風景の中にたたずむ、この銭湯の風情を見よ。もうこの時点で癒される。
 しかも高床のあれは・・・「涼み台でのビールは最高」って、あれだな!

 
(左)土手の西には中津川の河口   (右)そして東に汐湯、涼み台が見える

 正面へ戻って入館。もうこの時点ですでに名銭湯を確信、なんかドキドキするよ。

 
(左)正面は男湯と女湯の間がタバコ屋になっている   (右)この柱のタイル!

 年季の入った戸を開けると、玄関タタキの右側に高級感のあるガラス張りのフロントがあり、上品なおかみさんがいらっしゃる。逆サイドには古い木の下駄箱。入浴料は今どき大人250円だと、嬉しいなぁ。しかも午前中からやってるみたい。
 靴を脱いで、磨きぬかれた板の間の廊下に上がる。廊下を右へ行くと、三階建て二階建て部分へ通じているらしい。まるで温泉旅館だ。
 脱衣所へは正面のガラス戸を開けて入る。

 渋いフロント、ここで料金を払う

 
(左)タタキから見た正面廊下と脱衣所入口   (右)脱衣所入口の横には大きな冷蔵庫

 脱衣所へ入ると、これまた渋い空間だが・・・なんとここにも番台のような小部屋がある! しかもその中に給湯や小さな流しなどが見えるぞ。
 かつては入浴客へのお茶出しサービスなどがここで行なわれていたのかもしれん。
 天井だけ新建材で改装されているが、ほかは床からロッカーまで、年季の入った高級素材。柱には桜の磨き丸太なんかも使われている。

 
(左)脱衣所内の番台的小部屋、階段の向こうは女湯   (右)脱衣所は板張り、ゴザに火鉢

 
(左)脱衣所の奥からロッカーと玄関方面を見る   (右)脱衣所から浴室を見る

 風呂場へはガラス戸を開けて2段下がる。タイル張りのクラシックな空間だ。正面の土手に面した側が全面ガラス張りで、さんさんと明るい。青く塗られた窓枠がまたレトロな味わい。
 白塗りのコンクリ天井はフラットだがズドーンと高い。大きな長方形の湯気抜きは窓枠と揃いの青塗りになっている。

 そんな開放的な雰囲気の浴室に、二つの湯舟がある。
 向かって左の大きな湯舟は深浅に仕切られ、深は43度、浅は42度くらいかな。へりには長方形の濃緑の豆タイルびっしり、外側には青くて丸い豆タイル。
 この湯舟の湯は普通の井戸水を沸かしてあるようだが、湯ざわり柔らかでミョーに気持ちがよろしい。

 そして右側にあるやや小さめの湯舟も、左の湯舟と同じタイル使いだが、こっちにはやや黄緑がかった湯が満たされている。これが海水湯だな。ちょっと舐めたらまさに海水、42度くらいに沸かされている。
 さっそく入ってみよか・・・おっ! うっほーぅ、まろまろっ! こ、これはキモチエエ。

 洗い場にシャワーはないが、そんなことは問題外。

 とにかくこの雰囲気、この湯の極楽度の高さは並大抵のもんやない。わしゃ幸せたい。水をかぶっては、白湯と海水湯に交互に浸かる。
 大阪・堺の湊潮湯にも海水湯があるが、香りや湯の透明感など、こっちに軍配を上げざるをえない。そら大阪湾とは海の水が違うから仕方ないけどさ。

 しかし海水湯だけでなく、真水の湯のほうもやたらと気持ちエエんだわこれが。カルシウム分か何かが多いのか、そっちの湯舟だけタイルが白くなっている。
 どっちも気持ちよくて、どうにも上がるきっかけが掴めない。
 先客1人、あとから2人。平日の昼間だから当然じいさまだが、この人たちも湯舟のへりでボーッとしたりして全然上がる気配がない。

 最近、タラソテラピーとか言って海水健康法みたいなのが流行りつつあるようだが、もうそんなのチャンチャラおかしいねえ。
 中津の汐湯、それでいいじゃないか

 ところで、この銭湯はこれだけにあらず。むしろ、上がってからが真骨頂だ。
 脱衣所の横に通路があり、そこを覗くと天国への階段が見える。

 おぉ、光よ・・・

 パンツ一丁のまま、迷わずここを上がるべし。
 信じるものは救われる。ヘブンリーな涼み台があなたに最上級の祝福を与えるだらふ。父と子と銭湯の御名において。

 さわやかな風が吹き抜ける。逝け今すぐに

 
(左)土手の対面には中庭  (右)浴室外側。昔はここまで海で、子どもらが泳いでたそうな

 まだある。
 じつは入浴前、脱衣所で服を脱ぎながら周囲を見回してしきりに感心していたら、おかみさんが入って来られた。観光客風情の俺を見て、館内を案内してくださるという。
 すでにパンツ一丁になっていたのだがあわててズボンをはき直し、彼女のあとについて、横に連なる三階建て二階建て部分を見学した。

 この激渋棟は、すべて入浴後の休憩室になっている。入浴料250円にあと250円足せば、これらの部屋を借りることができる。
 細部まで手抜きなく作られた古き職人建築は、まったくもって素晴らしいの一言。しかしこれだけの建物を維持管理するだけでも大変だろう。
 1階では食事もできるようだ。

 
(左)三階建て部分の廊下   (右)落ち着いた休憩室

 
(左)中津城の石垣や中津神社が見える   (右)宴会もできる大広間、すばらしい

 地元のおばちゃんたち3人がくつろいでいた

 元祖タラソな風呂にゆっくり浸かり、広々した涼み台でくつろぎ、そして見晴らしよく落ち着いた休憩室で幼なじみと長々ダベる。
 中津の人たちはこうして一日を過ごすのだ。これを天国と言わずして何と言おう。

 ソウイウ人ニワタシハナリタヒ。中津移住計画、始動!

 俺は今回時間がなかったが、次は午前中から来て、風呂上りに部屋を借り、本を読みながら昼寝へ移行したりして、日がな一日ここで過ごすことを誓った。
  (06.5.27)

 
(左)予定の列車を1本遅らせてビール飲んだ   (右)愛、それは中津に汐湯がある限り
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竹瓦温泉 

別府市元町16-23
電話 0977-23-1585
【営業時間】普通浴:6:30〜22:30
        砂湯:8:00〜22:30
        (最終受付 21:30)

【定休日】普通浴:12月の第3水曜
       砂湯:毎月第3水曜
【入浴料金】普通浴:100円
        砂湯:1000円

 3000もの泉源があるという、泣く子ものぼせる湯都・別府。そのシンボル的な伝統の市営温泉でございます。
 別府駅から南東へ徒歩数分、歓楽街を抜けてたどり着く。砂湯も名物だ。

 四国の道後温泉に並ぶ惚れ惚れする正調クラシック建築だが、よく見たら男湯脱衣場の窓が開けっ放しで、おやじどもの裸が丸見えだ。
 スッポンポン丸出しオッケー、来たぞ湯の町べっぷサイコー!

 
(左)感動一筋、我こそ温泉なり   (右)建物左側は砂湯部分

 白人ギャルと入れ違いに暖簾をくぐると右手に受付、左手に下駄箱。そして正面に広々とロビー空間が広がる。このロビーももちろん本物のイニシエ日本建築、最近の「和風テイスト」な温泉施設なんかとは空気からして根本的に違うねぇ。
 なんかね、柔らかいのよね、心に。

 
(左)ロビーの大広間、すばらすい   (右)じじいが死のうが動いてる

 ロビーの左側が砂湯、右側が普通浴。このクソ暑い日に砂湯に入る人はおらんようですいている。俺も普通浴へ。
 男湯の暖簾をめくって脱衣場、外から見たとおり、開いた窓から表通り筒抜けの開放感だ。見せてやろうぞわが裸体。豪快に脱いでフタなしロッカーに放り込む。他に有料コインロッカーもあるあたりが観光客の多さを物語る。

 風呂場は階段を下りたところにある半地下構造。脱衣所と風呂場が一つの空間内にある造りで、基本的に別府はみなこれだ。
 湯舟はそこからさらに掘り込んだ半楕円形で、へりは低い。これもヒナビた温泉スタンダードだな。どれ、伝統の湯を味わわせていただきましょうかい。
 ほう、くせのない湯は無色透明無味無臭、42〜43度の適温だ。
 しかしまあ、お湯がどうのこうのよりも、この空間の激渋いオーラがたまらんな。とはいえお客はほとんどが観光客風情のせいもあって、その点で微妙に落ち着かないかも。

 設備としては隅に水カランがあるのみ。湯舟の湯をすくって、湯舟のヘリで体を洗う。のぼせたら水をかぶって、また浸かる。イニシエの壁や天井を見上げながら、今ここにある幸せを噛みしめる。
 ずーっとやっとけと言われりゃ、やっときまっせ俺は。

 上がりはロビーに飲み物やアイスの自販機あり。それにしてもこのロビーのくつろぎ感、たまらんな。帰れないったら帰れない〜。  (07.8.13)

 内側から玄関方面
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永石温泉

別府市南町2-2
電話 0977-26-5789
【営業時間】6:30〜22:30
【定休日】年末大掃除日(不定)
【入浴料金】100円

 竹瓦温泉周辺の商店街から南へ数分の交差点に、美しく味わい深き小さな市営温泉あり。駅からだと10分弱かな。
 永石と書いて「なげし」と読むそうな。
 田舎風の建物は平成3年に建て替えられたものとのことだが、それにしても隣のガソリンスタンドをものともせずにこの風情。横に大きな石を置いた憩いのスペースもあって、街角のお地蔵さん的な位置取りに涙ちょちょぎれる。

 
(左)交差点の温泉。後ろは猿のいる高崎山   (右)なんだか手を合わせたくなる

 暖簾をくぐっておばちゃんに100円払い、浴室へ。ここも脱衣スペースから5〜6段降りた半地下にこじんまりとした風呂場がある正調別府スタイルだ。

 
(左)美しいのです   (右)澄み切った湯が呼んでいる

 別府の湯はやたらと熱いと聞いていたが、くせのない湯は43度くらいで俺的適温だ。近所の人らしき先客一人があがったあとは貸し切りになった。
 小さな浴室を取り囲む、すりガラスの窓。天井の意匠。すべてが芸術だ。

 
(左)こんな窓と天井が俺を包む   (右)湯舟から脱衣箱方面を見たところ

 最近はあちこちの自治体で、大金をかけて大駐車場つきの豪華温泉施設を作るのが大はやりだ。
 しかし平成の世になってからも、町なかの交差点にこんなに伝統的で素朴で美しい温泉施設(しかも100円!)をさりげなく建ててしまう別府センスには、何人たりともかなわない。本物とはこういうものなのだろう。

 だらだらと湯に浸かり、水を浴び、また浸かる。頭を洗って、またお湯へ・・・ここにいる限り、幸せはエンドレスに保証される。

 風呂から上がると、受付のおばちゃんが玄関に水をまいてホウキがけしている。横の木陰では近所の人が立ち話。この生活感こそが別府なんだな。
 玄関横の縁側がまたたまらない。

 この縁側にゾッコン my love.

 この日はとても蒸し暑かった。交差点のナナメ向かいのコンビニでカップアイスを買い、この縁側に腰かけて食べた。  (07.8.13)
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梅園温泉

別府市元町5-11
電話 0977-23-3058
【営業時間】12:00〜深夜0:00
【定休日】なし
【入浴料金】100円

 去年別府へ行った友人が「駅周辺ではここがいちばんよかった」と言っていたので、当然俺も訪れた。
 竹瓦温泉からアーケードのソルパセオ銀座へ出て右へ行き、最初の路地を左へ入る。するとこんな看板がある。

 梅園通り

 そして少し進むと冒頭写真の、猫の抜け道みたいな激狭路地に看板が出ている。ここが梅園温泉の入口だ。
 建物自体は左側のボロアパートのような2階建て。

 ここでいきなりの夕立だ。あわててもぐりこむ。
 入口には誰もいないが料金箱がある。100円を入れて中に入るといきなり脱衣箱、そして2段ほど下がって小さな風呂場。半地下とまではいかないが、コンクリ天井は低く、雰囲気のディープさは思い切りアンダーグラウンドだ。

 だけどこの楕円形の湯舟、床タイル・・・これはイイ!

 おぉ〜っと声が出る

 他客は地元民が3名ほど。ほどよくうめられて俺的ベストの43度くらいだが、地元民のおじさんは「熱かったら言ってよ。こっちから水が出るよ」と気安く声をかけてくれる。
 あぁ、こりゃエエお湯や。隅のマスには熱湯がゴボゴボ言ってるが、木の栓で少しずつ湯舟に流れ込むよう、先客がうまく調節してくれている。
 右手の壁にはむき出しのパイプが走っていて、水カランが3つある。

 雨はますます強くなる。窓の外は数十センチで隣の建物の壁が迫っているが、それでも開いた窓から吹き込んでくる。

 「この2階は何に使われてるんですか」
 先客のおじさんに聞くと、
 「以前はいろんなことに使われてたけど、今はほれ、あの通り歪んできとるけん、危ないからもう使ってないじゃろ」とおっしゃる。見ると、確かにコンクリ天井の梁が落ち込んできている。建物の耐用年数はとっくに過ぎている感じだ。

 ザアーっと響く激しい雨。狭い空間に立ち込める湯気。静かに語らう地元民たち。湯舟のへりでゆっくりとヒゲを剃る俺。
 もう、これ以上はない。精神的国境を越えている。

 「上がるときはこの栓をね」
 熱湯の出口に木の棒を差し込むことを俺に教え、先客は雨の中を出て行った。

 泉質のウンチクなど、少なくともここでは関係ない。地面からお湯が湧き出てて、その湯と人がずっとともにある。それだけのこと。
 もちろん、それで十分だ。  (07.8.13)
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大和温泉

別府市野口元町10-2
電話 ?
【営業時間】 6:00〜12:00、
        14:00〜23:00
【定休日】 ?
【入浴料金】100円

 別府には「八十八湯」という温泉めぐり観光のスタンダードコースがあり(全部まわったら「別府温泉名人」に認定される)、上に紹介した竹瓦など3ヵ所もそれに含まれている。
 だが、じつはそれ以外にも、地元民のための小さな温泉がたくさんあるらしい。そういうところにも入りたいと思って、見つけたのがここ。

 別府駅の西口を出て北へ徒歩4〜5分。線路の高架とナナメに交わる幹線道路沿いに小さな看板が出ている。路地の奥にあるので道路からは見えない、隠れ家的なプチ温泉だ。
 でもたどり着いたらなんとまあ、愛くるしい建物じゃありませんか。玄関まわりの薄いパステルグリーンな色合いが俺のハートをナデナデしやがるぜ。

 入浴料金はどこで払うのかと思ったら、向かいの建物から声がかかった。そっちの窓口で100円払う。
 入口を入ると、正面にお地蔵さんが祀られている。これを見ただけで、この温泉が地域の人々にいかに大切にされているかが一目瞭然だ。

 精魂込めてお世話されてます

 地蔵の両サイドに男女別の階段があって、半地下スペースへ下りてゆくと脱衣場と風呂場がある典型スタイル。
 と、湯舟は出ました、真ん丸だ。かわいー!

 
(左)♪Will the circle be unbroken?・・・   (右)こんな光が窓越しに差し込む

 脱衣棚も風呂場も、とてもきれいに管理されている。
 先客は地元のおじさん1名。挨拶してお湯に浸かる。ほのかに漂う温泉のよき香り。あ〜、ちょうどエエあんばいや。
 隅に温泉マスがあって熱湯がゴボゴボいっている。その中にある金属レバーみたいなので流れ込む量を加減して湯温を調節する仕組み。

 おじさんとずっとしゃべりながら入ってたら、泡だらけになって体を洗う彼に釣られて、俺も全身を洗ってしまった。上の3軒ですでに徹底的に洗ってたから、ここは歯磨きだけにしようと思ってたのに。

 おじさんによると、朝6時の開湯前には近所のお年寄りたちが玄関前に並んでいるという。そして朝風呂に浸かりながら前日食べたものや貰い物の情報を交換し、風呂から上がったら、話題に上った貰い物などのおすそ分けにまわる。
 それが別府のお年寄りたちの日課なのだそうだ。
 「ここは社交場なんだよ。ここに来てたらボケんけん」
 別府では高齢化社会に何の不安もないのだな。すべては湧き出るお湯が解決済みだ。

 おじさんとしゃべり過ぎて、予定の列車に乗り遅れた。
 さらば幸せの地・別府よ、また来る日まで。  (07.8.13)
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ゆのつぼ温泉

由布市湯布院町湯の坪
電話 なし
【営業時間】 10:00〜18:00
【定休日】 ?
【入浴料金】200円

 キャピキャピ全開、観光客ゾロゾロで情緒もへったくれもない温泉町、由布院。
 駅前から大通りを進み、さらにメインのコジャレた土産物屋通りを10分ほど歩いたあたりで右に折れると、金鱗湖から流れてくる小川のほとりに1軒のこじんまりとした共同湯がある。

 造りは古風でいい感じだが、わりと近年に建て直されたようで、まだ新しい。「一般客は夕方6時まで」ということは、6時以降は地元民専用になるようだ。
 入口の料金箱に200円を入れて中へ入る。

 真ん中に料金箱

 狭い脱衣所は清潔に管理されている。タナ式の木製ラックと、コインロッカーもある。
 浴室は木と石の落ち着いた雰囲気で、なかなかよろしい。大きな湯舟には無色透明無味無臭のくせのない湯が満ちており、太い木でできた湯舟のへりからオーバーフローしている。

 湯の温度は43度くらいのやや熱めで、俺にはちょうどよろし。源泉は64度らしいけど。
 この日はやたらと暑かった。しかしこういう暑い日の熱い湯がまた気持ちエエんだわ。
 隅にカランが2つあって、先客(地元のじいさん)が体を洗っている。

 外は観光客ゾロゾロだが、ここに入る人はさほどおらんみたいで、静かな気分にひたれる。ていうか由布院では温泉はあくまでもオマケみたいな地位だな。
 水を浴びては何度も浸かっているうち、じいさんと入れ替わりに親子連れの観光客が入ってきた。

 上がって外へ出たが、汗がひかないので、しばらく上半身ハダカでいた。山の風が気持ちよし。  (07.8.17)

 裏道からの由布岳
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