チープに極楽。生きててよかった!
| 東海の名銭湯 【静岡県】 |
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| あやめ湯 ★(伊豆の国市) 都湯 ★(賀茂郡東伊豆町) |
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あやめ湯 ★
三島から伊豆箱根鉄道に乗って伊豆長岡駅で下りたら、駅正面の幹線道路をまっすぐ西へ歩こじゃないか。 10分ちょっとで道が狭くなって丘の麓のお寺に突き当たるが、その手前にこのこじんまりとした共同湯がある。あやめ湯という名は、平安時代にいた伊豆長岡出身のあやめ姫という美女にちなんでいるらしい。 庶民派民家系の素朴なたたずまいがたいへんよろすい。 ![]() (左)長岡温泉の共同湯。夜になると素敵に光る看板 (右)道祖神がある ![]() (左)裏の浴室部分、どうにもこうにもエエ雰囲気 (右)一刻も早く入りたくなる 入ると券売機があるが、小さな脱衣所は番台におばちゃんが座る銭湯スタイル。ここも木造りでよい。 浴室に入るや、もうね、あんた、あぁ・・・。ちょっとしばらく黙って味わわしてんか。 ・・・。・・・。 はぁ〜っ。 エエ。これよこの雰囲気。 木づくりの小さな浴室に、清潔な暖色系タイル張り。ひとつある湯舟のへりにも木が使われている。天井の湯気抜きの構造も美しい。 そして、差し込む光にゆらめきながら、湯舟のへりをさらさらと溢れてゆく透明な湯。風呂場に満ちる本物温泉の芳しき上品な香り。 静かに身を沈めると、やや熱めだが俺にはちょうどいい。お湯の鮮度のよさが皮膚を通してひしひしと感じられる。くせのない、やわらかくてさわやかなお湯だ。 男女境も板壁で、ここには伊豆の美しい風景写真パネルが3枚ほど飾られている。内側からの電光板になっているようだ。 カラン類も快調。シャワーもあって銭湯としての使い勝手もよし。 300円。名湯である。ありがたや。ただひたすらにありがたや。 (08.7.31) |
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都湯 ★
伊東から風光明媚な海沿いをチンタラ走る伊豆急行、乗車料金が高すぎる。 それはともかく、駅前通を海へ向かって坂を下るとキンメダイ水揚げしまくりの稲取漁港に突き当たる。その手前の役場前を右に曲がって歩いてゆくと、味わい深き銭湯の登場だ。稲取駅から徒歩10分少々。 すぐ後ろに港が控える、潮風いっぱいのなんともエエ場所だ。この周辺全体の空気が脱力のバケーション状態やがな。水色に塗られた窓の目隠し板みたいなのがまたよろし。 しかもここは温泉らしいぞ。伊豆だもんね。そのため煙突がないので、やや見つけにくいかもしれん。 暖簾をくぐったら狭いタタキに番台、おかみさんが座っている。 脱衣所は、地方的な郷愁感にみちた小さな空間。狭いけど全体に白塗りトーンで明るい。こういうとこじゃロッカーよりも丸籠を選びたくなるねえ。 そしてガラス張りの向こうに見えていますがな、ええ感じの浴室が! ダッシュで裸、そしてこじんまりとした風呂場へ。 湯舟は奥にタイル張り2槽。右の大きいほうは透明な湯だが、左はバスクリン的みどり湯だ。 まずは右の大きいほうへ入る。あぁ〜、うほぉ、43度ちょいあるかな。まったくもってやわらかくてイキイキしとる。そして透明度が徹底的に高くて、ホレボレするくらいに澄んでいる。 端から源泉がチョロチョロ流れ込んでいる。かなりの高温で、一瞬さわれるかどうかというくらい。舐めてみたら塩味だ。やっぱ海の近くだな。でも俺、さっき海で泳いだばかりだよ。 隣のバスクリンのほうはややぬるめ。 図らずも、隣の透明湯舟の底の水色タイルと、こっちのバスクリンの緑色とが、不思議とさわやかな色彩ハーモニーを描いておるではありませんか。 天井は東京っぽい2段式。 男女仕切り壁には海岸風景のモザイクタイル画あり、小さな島に祠と赤い太鼓橋、帆掛け舟が描かれている。 カランの出は快調。湯はもちろんアツアツの温泉だ。逆に水はしっかり冷たくて、温泉に浸かっちゃクールダウンの無限連鎖で極楽保証ね。 地元のじいさんとしゃべりながら入って、ほなお互いぼちぼち上がりまひょか・・・というところで、なにやら小学生の団体が20人くらいドバーっと入ってきた。じいさんと顔を見合わせて、「危機一髪でしたな」。 おかみさんに聞くと、この近くのお寺に泊まって野外活動するグループで、毎年来るそうな。ガキどもにもよき思ひ出となることであろう。 (08.8.1) |
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