チープに極楽。生きててよかった!

関西の名銭湯 【和歌山県】
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白良湯 ★(白浜町) 05.9.1
はまゆ ★(那智勝浦町)
ゆりの山温泉 ★(那智勝浦町)

白良湯 

西牟婁郡白浜町白浜3313-1
TEL 0739-43-2614
【営業時間】7:00〜23:00
 (毎週火曜日は12:00〜23:00)
【定休日】無休
【料金】300円

 白浜にいくつかある共同湯の一つ。白良浜海水浴場に面して、ビーチのやや北寄りの便利なところにある。
 寄せ棟造りの日本建築に見えるが、暖簾をくぐると六角形の空間で、太い木を贅沢に使ったログハウス調の休憩スペースになっている。建って十余年という感じ。
 玄関の反対側は砂浜で、テラスからそのまま侵入可。その開放感がなんとも心地よろしい。
 あぁ、海やのう、温泉やのう、白浜やのう、と実感できる。一気に脱力。

 浴舎は横の階段から隣棟の2階へ上がる。券売機で券を買って入口の戸を開けると、意外にも番台のある銭湯方式。ここも木がふんだんに使われたウッディーな空間だ。

 浴室からは海水浴場が一望できる。開け放たれた窓の開放感がナイス。ていうか砂浜のギャルたちからも俺の裸体が丸見えでっせ。
 壁上部から天井にかけてはここも木が多用されているが、潮風のせいか白っぽく風化しているさまがええ感じ。
 湯舟は7〜8人サイズのが一つで、白浜らしいしょっぱいナトリウム塩化物泉がオーバーフロー。源泉は70度以上だが、自動温度調節機能がついているとの表示があって、42度くらいに保たれている。奥のほうはやや深くなっている。
 カランは7つくらい、こちらも新しいタイプで使い勝手よし。

 砂浜のそばだけあって、ビーチの茶髪なニーチャンたちで賑わっていたが、それでも半数は「毎日来てる」という地元のおっちゃん連中だった。
 その好対照な光景を眺めつつ長々とじっくり浸かったら、あがりは1階の休憩棟でカルピス飲みながら海を眺めてボケーっとする。ええのぉ、こんなのが近所にあったらタマランな。
 JR白浜駅からバスで約15分、「白浜バスセンター」と「白良浜」の中間くらい。 (05.8.22)
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はまゆ 

東牟婁郡那智勝浦町大勝浦970
TEL. : 0735-52-1201
【営業時間】13時〜22時
【定休日】毎月7・27日
【料金】320円

 べつにイニシエ系っちゅーわけではない。でもかなり好印象な温泉銭湯なので紹介せにゃおれん。

 紀伊勝浦駅から港へ出て、海沿いに左(東)へ歩く。漁船がぎっしり並んだ勝浦港の一番奥まで行くと、あたりになにやら漂う香り。おや〜? 潮の香りじゃないぞ、魚の臭いでもない。ゆで卵のよーなこれは、まぎれもなく・・・漁港で潮の香りを打ち消すほどの硫黄臭ってアンタ。
 すると正面に「はまゆ」登場。駅から15分ほど歩いたかな。

 十数年前に建て直されたらしい建物は四角四面だが、木をたっぷり使った感じはなかなか味がある。
 暖簾をくぐると狭いタタキ、番台におばちゃんが座る田舎銭湯スタンダード。下駄箱はなく棚のみ。
 こじんまりとした脱衣所も新しいが、ウッディーなナイスセンスでまとめられている。

 

 しかしまあ芳しきこの硫黄臭。何はともあれ浴室へ。
 ハヒフヘホーーー! 充満してますイオウが充満百万いっせんまーん!
 タイル張りの浴室は壁上部および天井がやはり板張り仕上げでいい感じ。湯舟は6〜7人サイズの大きくて深いのがドーンと一つ。湯舟のへりにはえんじ色の豆タイル、まさしく銭湯です。外側壁にカランが8つほど並ぶ。

 さっそく浸かろうかい。よいしょっと・・・あかん、顔がニヤケる。
 やや熱めの43度くらい、マイベスト湯温。やや緑がかったマロマロのお湯がナミナミと溢れております。
 泉質は、含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)、湧出温度45度とのこと。まあ難しいことはワシャわからんが、とにかくキモチエエ。こりゃ冬はめちゃめちゃぬくもりそう。偉大なり温泉パワー。

 水をかぶっちゃ何度も浸かりなおす。入るたびに湯がザバーっと大洪水。まさにチープな極楽ね。  (05.8.21)
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ゆりの山温泉 

東牟婁郡那智勝浦町ニ河8
TEL : 0735-52-5106
【営業時間】9時〜22時
【定休日】毎週金曜日 祭日は営業
【料金】大人300円

 落ち着いた和風建築だが、施設は新しい。しかも周囲に人家は少なく、当サイトで取り上げている銭湯とはやや趣が異なるかも。遠方からここのお湯を目当てに来る客も多いとのこと。
 だが値段も安いし、地元での使われ方は下町銭湯と変わらなさそう。雰囲気もよく、何といっても湯の極上っぷり、これまた紹介せずにはおれんて。

 紀伊勝浦駅の隣の湯川駅から湯川温泉へ向いて国道を5分ほど歩くと、ゆかし潟という風光明媚な汽水湖あり。そこで国道を左折し、看板に従って駅から15分たらず、坂を下りたところにある和風の一軒家がココ。

 
(左)いい感じです   (右)施設は新しいが歴史は古いらしい

 道の向かいには広い駐車場があって、ほとんどのお客は車で来ている様子。
 「木の国」らしく、下足室やフロントロビーは木が贅沢に使われている。清潔感のある脱衣所には見慣れた普通の銭湯ロッカーと籠が並ぶ。

 浴室へ入ると、プーンとほのかな硫黄の香り。男女隔壁に沿って6〜7人サイズの長方形の湯舟があり、やや白濁した湯が奥からザバザバ投入され、湯舟のヘリからどんどん溢れている。この贅沢な光景をなんとしょう。
 今日は強引にヤブ山を歩いたから切り傷だらけの汗みどろ。どれ、たっぷりかかり湯して・・・おっ、ぬる湯だ!
 ナニナニ、「硫化水素泉 38.5度」だと。どうりで浸かってるじいさんたちはほとんど寝顔なわけだ。ほな俺も一眠りするか。
 やわらかーいお湯に、つるーんと侵入。ははは。たまらんなこりゃ。

 外側壁にカランが6〜7並ぶ。体を洗うべくそっちを見て驚いた。各カランは普通どおり湯と水の蛇口がセットになっているが、どのカランも湯のほうはジャージャー出っぱなし。止めようにも栓がない。止める気なんざ元からこれっぽっちもネエ。なんとなあ。初めて見たよ、こんな光景。
 そして壁には「お湯はすべて飲めます」と書いてある。なんかもうヤラレタね。飲んでみたら癖のない、ふわふわのお味。うまいです。

 床や湯舟の底にはタイルのかわりに白っぽい御影石の10cm角ブロックがしっかり張られていて、じつに好印象。わざとらしい岩の薄切り不定形カットなんかが張られているより、こっちのほうが僕は好きだ。

 ウトウトしながら徹底的にぬる湯を楽しんで上がる。
 ロビーには牛乳ほか飲み物あり。休憩スペースも木をふんだんに使ってあってよろすい。300円の温泉銭湯としては最高レベルではないか。 (05.8.21)

 ゆかし潟のほとりです   
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