| メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
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いわたや食堂 ★
もうここは芸術の域に達してるかもしれん。 環状線の新今宮と阪堺電車の新今宮の間のガード下、立ち飲みの岩田屋酒店の隣。 一歩入るや、洞窟的な店内にじゃりんこチエの昭和初期世界が展開する。究極の下町食堂だ。 真ん中に相席の大きな半楕円テーブルが一つあり、あとは壁向きカウンターのみ。 場所柄、いうまでもなく日雇いのおっちゃんらが朝から飲んでいる。料理を運ぶおっちゃんもイマイチ覇気がない。 だが壁メニューを見て興奮せざるを得ない。場所柄ホルモン関係が充実しているが、「マグロすきみ250円」もたっぷりやし、「ホルモン焼きうどん」380円も気になる! ![]() (左)魅力的なメニュー (中)納豆150円、味噌汁100円、めし半割り130円 (右)納豆をめしにかけた状態 でも朝飯を食いに来てた俺はホルモンを我慢して、正しい日本の朝飯をチョイスした。 この店はめし大中小が180円、170円、160円と10円ずつしか変わらない。「めし小」より少ない量のことは、「小の小」「少々」「お茶碗」など店によって呼び方が異なるが、ここでは「半割り」と呼ばれているようだ。半割で130円。非常にうまい。 味噌汁も100円なのに豆腐など具がいっぱいでたいへんお得感がある。 それより驚いたのは納豆だ。普通の倍はある。これをめしに乗せたら、上の右写真のようにお米が完全に隠れてしまった。 下の玉子焼きも強力だ。どう見ても3個玉。これで150円とはね・・・。 焼き加減、最高壁のメニューに「インスタントみそラーメン350円」というのがある。その横に「ホルモン中華そば330円」というのもある。なんでインスタントのほうが高いねん! 気になる! 厨房から、かなりお歳のおばあさんが出たり入ったりしている。このおばあさんが料理してるのか? 立地、構え、店内の独特なムード、魅惑的なメニューとオカズケース、驚異のコスパなど、やみつきになりそうなザ・下町食堂。 でも女性一人で入るのはかなり無理があるだろう。 (2015年2月) |
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大寅食堂
新今宮駅から南側の道を挟んだ、いわゆるあいりん地区。 同じ並びには名店として知られる「焼肉の大寅」がある。同名だから関係があるのかもしれないが確認していない。 入ってすぐ右手におかずケースあり。こぢんまりとした店内は4人がけテーブルが5つあるが、一つは新聞などの置き場になっている。 厨房では男手が働き、ホールはわりと若いおねーさんが担当している。 普通、作り置きの料理は1人前ずつ皿に分けられているものだが、ここは厨房の手前の床にホルモン系の煮込み料理などが入ったズンドウがいくつかと、その上には惣菜の大皿が何枚も置かれていて、それらを分けてもらうこともできる。ディープな光景だ。 壁に貼られたメニューは定番もののほか、ホルモン類をはじめとする一品ものが充実していて、飲み屋としてもよい。どれもこれも安くてうまい。 ![]() (左)トントロ300円 (中)ニラ玉ベーコン300円 (右)ハチノス炒め400円 生ビール中は380円。ここもまた、やみつきになりそうな濃い~店だ。 ただし場所柄、慣れない女性が一人で食べに行くのは無理がある。 (2015年2月) |
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| 大衆食堂 ちとり家
環状線の今宮駅から南へ徒歩7~8分。整った店構えがすこぶる良い。 店内も大事に使い込まれた黒光りの空間だ。 入って正面にカウンターとテーブル3つのスペースがあるが、仕切りを挟んで右側にもテーブル席が並んでいる。小さな2店を合体させたんかな? おかずケースも2つほどあって楽しい。その上には焼酎のいろんな銘柄が並んでるぞ。うーむ、めしだけの店やないな。 壁メニューを見ると、麺類300円台~600円台、丼物の主力はほぼ500円台、洋食は580~780円とリーズナブルだ。 古いけど美しいという最良の空間テーブルメニューがパソコンを駆使したカラフルなもので、完成度が高く勢いがある。 「ちとり家自慢の看板メニュー」で「ダントツ一番人気」のカレーうどん470円がイチオシのようだが、この日はカレーうどんの気分ではなかったので、フツーにサバ煮と豚汁260円、小めし140円。 ふつーの食事おばちゃんがお茶を持ってきてくれたけど、このコップ、ワンカップの空き瓶やん~。 まぁそういう大衆食堂ならではの味わいも楽しめるエエ感じの店。今度はカレーうどん食わねばな。ほんで焼酎も。 (2015年4月) |
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つる食
花園町から鶴見橋商店街をずーーっと歩いて、スーパー玉出をすぎたところに古風な食堂がある。 「つる食」とは予想通り、つるみばし食堂、の略だ。 大阪で2番目に長い商店街らしい中に入るとテーブル5つか6つだけの小さな店。 うどん・そば類、丼物、洋食、そして定食ものは幕の内というのが珍しい。寿司類もある。にぎり800円。 やわらかいお人柄のおばちゃんが注文を聞きに来てくれる。料理は奥でおっちゃんが作っている。 めったに食わへん木の葉丼500円でもいっとこか。 ![]() (左)中華そばがないのは珍しい (右)木の葉丼500円 だしのきいた木の葉丼、タケノコ入ってうまし。みそ汁、漬物もついて嬉しいな~。 狭いけど、落ち着ける。じつにエエ感じの食堂だ。また来ようっと。(2016年4月) |
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| うつぼ食堂
花園町の交差点から5分もかからんくらい。ええ感じの下町の四つ角にあって、このあたりをぶらついているといつも通りかかる。 店内はテーブルが8卓くらいある。客層はおおむね中高年だが、女性客がけっこう多いのが特徴的だ。昼飯どき夕飯どきはよく繁盛している。 壁のメニューは麺類400~500円台、丼物や洋食500~600円台。ビール大瓶500円はありがたいが、ハムエッグもなぜか500円! 注文する勇気が出えへんな…。 しかしこの店の魅力は、なんといっても3台もあるおかずケースだ。 ![]() (左)明るい店内 (右)冷奴150円、たけのこ煮300円で居酒屋づかい 別の日の昼飯、アカウオ300円、ほうれん草200円、めし小150円2階に店主家族が3世代で住んでいるのか、夕方に行くとたいてい大将の孫(小学生)が階段から下りてきて、客が晩飯を食っている後ろで思いっきり家族の会話が繰り広げられる。 客も家族もいっしょくたに団らんする、昔の賑やかな下町食堂だ。 (2015年4月) |
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| つかよし
西天下茶屋駅のほうから西天商店街を南下すると、アーケードが二股に分かれる。それを右(南本通り商店街)へとるとすぐにこの店がある。 店の前に焼き鳥焼き器があり、夕方5時を過ぎるとここでオネーチャンが朝ジメ鶏を焼き始め、周囲にいい香りをまき散らす。 構えはけっこうディープだが、店の前に定食メニュー(650~800円)やおすすめが表示されていて入りやすい。 店内は カウンター6~7席と小上がり3卓。こぢんまりとしているが、この店の魅力はメニューの多さだ。 うどん、そば、ラーメン、丼物、定食ものなどの食堂定番メニューに加えて、一品ものの充実っぷりは並の居酒屋と比べてもまったくひけをとらない。 ![]() (左)定番もの、和風カレーラーメン気になる (右)本日もの、刺身もいろいろ 生ビール400円だが、17~20時は350円。 焼酎水割りも濃い目でよい。つき出しに小さな冷奴がついてくる。 周辺には銭湯が多いので、風呂上がりの一杯にちょうどよろし。 ![]() (左)ささみユッケ350円 (中)生センマイ500円 (右)表で焼いてもろた焼き鳥200円台 腰の低い50くらいの男性と、その嫁はんらしき人と、厚化粧の若いバイト女性がやっている。 表には「夜10時まで」と書かれているが、店内には「翌2:00まで」とある。なんちゅー長い営業時間や。 ずーっとやってて、安くてメニュー豊富で、客も小さな子連れの家族もいればおっさんコンビもいる、なんか嬉しくなる穴場店だ。 寄って帰らな損!(2016年3月) |
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聖天坂 春日
阪堺電車の聖天坂駅からすぐのところ。上町台地へ上がる坂の登り口あたりに、古めかしいたたずまいの小さな飲食店がある。 「生蕎麦」と古い書体で書かれた看板に合掌造りの絵が描かれているのが印象的だ。 狭い入口から入ると、中もミニサイズ。そしていにしえのカホリが漂っている。 誰もがホッとする空間とはこういう場所を言うのだろう。 ![]() (左)ザ・落ち着き (右)格天井 そば屋の看板だが、メニューにはうどん、丼物、中華そばが揃う。ほぼ400~500円台。天丼で700円、いちばん高い鍋焼きえび入りうどんが800円。 温和なばあさんが注文を聞きに来る。中華そば460円を所望。 奥の厨房でじいさんが作っているようだ。 ![]() (左)おかもちがたくさん並んでいる (右)中華そば460円、オーソドックスで安心の味わい ハフハフしながら聞けば、昭和2年からやってるそうで、戦争のときは向かいに焼夷弾が落ちたが、この店は無事だった。 ばあさんは店を出て左の台地のほうへ逃げたと言う。 戦後2回改築したが、骨組みは建った当時のままだそうだ。 大阪の街なかとは思えぬ静けさ。長く愛されてきた店、それを守ってきた人だけが醸し出せる味わい深いオーラが横溢している。 このまま聖天坂の歴史の生き証人として末永く続いてほしい。 (2015年5月) ![]() (左)もうしばらく休んでいこうか (右)坂はこの先で狭くなる |
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