チープに極楽。生きててよかった!
| 東海の名銭湯 【名古屋市】 |
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| 神明湯 ★(名古屋市北区) 桜湯 (名古屋市西区) 寿湯 (名古屋市中村区) 廓湯 (名古屋市中村区)(廃業) 道徳温泉 (名古屋市南区) |
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神明湯 ★
名古屋から名鉄小牧線に乗ろうと思ったら「上飯田」という中途半端な場所へ行かんならん。で、せっかくだからその近辺の銭湯へ。 市バス「名駅13系統」で15分ほど、上飯田の少し手前の辻町で下車して東へ2分。派出所の隣で赤文字スクロール式の電飾看板が点滅している・・・と思ったら、バリバリ懐古系外観の神明湯登場。 ![]() (左)真正面の電光看板が堂々のミスマッチ (右)正面の鬼瓦 暖簾はかかっていない。正面破風の左右が空いており、その内側に男女別の入口がある。 この空間にはベンチなどが置かれて、ちょっとした待ち合わせ場所になっている。 ![]() (左)この玄関ガラス戸、しっぶいわ〜 (右)風情満点の待ち合い所 すりガラスの戸を開けると間口分の横長タタキがあり、古い番台におやじが座る。端に木の下駄箱、こいつも古い。 広々した脱衣所の雰囲気が素晴らしい。天井は中央の照明部分だけ改装されているが、四周は立派な格天井になっている。 木の柱や欄間の茶色と、しっくい壁の白色がなんともたまらん昔ながらのハーモニー。真ん中にすりガラスのはまった木製ロッカーもエエ味出しとるがや。 脱衣所と浴室は別棟になっていて、連結通路に流しと水シャワー。横には中庭があり、大きな岩が配された池になっているようだが、上が閉じられていて暗い。 浴室は明るく、なかなかの広さ。中央に楕円形の深風呂、少し離れて奥に薬湯と、浅いジェット&気泡&電気。適度に改装されていて、さほどの古さはない。 正面の奥壁上部に、男女ブチ抜きで描かれたモザイクタイル絵がバーン。仕切り壁の中央に富士山がそびえ、横に湖、藁葺き家などが描かれている。なかなかノビノビとした風景やおまへんか。 お湯に入ってみると・・・おや、なんや非常にやわらかいぞ。ふんわふわだ。そして深風呂、浅風呂、薬湯とだんだんぬるくなる温度傾斜も嬉しいねえ。 薬風呂は「清涼温浴剤」と書かれているが、濃い黄土色、これはさらに徹底的に肌触りやわらか。浅風呂の気泡も気色ええど。 極楽度、高し。あへへ〜。 カランは赤押し1つの自動調温式。シャワーともども、温かくなるのにやや時間がかかったかな。 でもカランまわりは壁が少し掘り込まれ、しかも下の溝がかなり深くなっていて使いやすい。ちょっとしたことだが、これは生活銭湯としてポイント高し。 上がりは飲み物販売いろいろあり。くつろぐなあ、この脱衣所は。 古い建物の良さがしっかり残ったこの雰囲気、湯のやわらかさ、極楽系薬湯、カランまわりのグッドデザインなどで、★つき当然の名銭湯だ。電光看板のヤル気も嬉しい。 帰りは上飯田駅までブラブラ歩いて10分ほど。 定休日・営業時間が組合HPとは異なっているので注意。 (06.3.14) 夜になると窓の電飾がまたたく |
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桜湯
名古屋駅から徒歩数分、便利な激渋銭湯だ。 名古屋駅を正面に出て、ツインタワーと大名古屋ビルヂングの間の駅前大通りを北へ歩く。曲面の印象的なルーセントタワーを過ぎたら、1筋東の一方通行の道に移動してさらに北を向く。 あれに見えるは風呂屋の暖簾だよおっかさん。斬新な巨大ビル林立の名古屋駅前にポッカリ空いたイニシエホール。まぎれもなく時空のズレが生じている。 ルーセントタワーとの対照的風景がなんともおもしろい(上写真)。 ![]() (左)間口横断的改装だが、建物は古いぞ (右)大きな木彫りの屋号 暖簾をくぐると玄関スペースだが、ここには下駄箱はない。男女に分かれた二つ目の暖簾をくぐると、タタキに木の番台。おかみさんが座っている。 その脇に金属製のフタのついた東海エリア独特の下駄箱があり、そしてなんといっても感動させられるのは、あがりがまちにびっしり張られた濃緑色の長方形豆タイル。こいつは素晴らしい。 ![]() (左)男女を分かつ第二暖簾 (右)下駄箱と、あがりがまちのタイル部分 脱衣所は意外にひろびろしている。板張りの床に、ガラスの入った木製ロッカーがデンと置かれている。 浴室との間に中庭がある。残念ながら池に水はなかった。 ![]() (左)脱衣所と木製ロッカー (右)中庭。岩や石灯籠などが置かれている 脱衣所と浴室の間、つまり中庭の横の通路部分は、かなり広い流しスペースになっている。このツナギ部分の広さは過去最高かもしれない。 流しの隅に桶が積まれているので、それを一つ持って浴室への戸を開ける。 浴室も広々。だけど・・・ありゃ〜、椅子なし銭湯なのね。 中央に懐古的な小判型の深浅主浴槽がある。浴槽を取り巻く周囲の床に、細かい豆タイルが領海12カイリを宣言するがごとくにびっちり張られているのが素晴らしい。 深と浅の境目に気泡を噴出している円盤状のものが・・・おっとぉ、ヘルスパーだ。激渋銭湯ファンにはおなじみの生きた化石ね。 壁にはタイル絵などのビジュアルは何もなく、ひたすらシンプル空間だ。 奥にも3槽が並んでいる。右からジェット2連(強い)、電気、入浴剤入り(乳緑色)。入浴剤入り浴槽だけ湯が少なめなのが残念だが、意外に深さがある。 洗い場にはシャワーもあり。 しかし腰痛持ちとしては、椅子なし、浴槽周囲の大阪式座り段もなしとなると、ゆっくり座ってボーッとでけへんねぇ。でもそのなんにもなしによって逆にストイックな光景になっているのがちょっとおもしろい。 上がりは飲み物販売あり。ビールもある。 広い空間とレトロなタイル類、そして古いわりに各種浴槽が揃っている。なにより変貌著しい名古屋駅近辺にこんな昔ながらの銭湯が現役で生きていること自体に大いなる価値がある。いつまでも残ってほしい。 (07.4.8) |
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寿湯
地下鉄の中村日赤駅から南東に徒歩5分ほど。病院裏手の住宅地の中に煙突がそびえている。 近寄ると瓦屋根の年季の入った建物だが、正面にまわるとタダならぬケハイが漂う。木造玄関と外側のコンクリアーチがなんとも言えぬゲージツ状態で調和しているではないか。ふいに中央アジアのシルクロードを想起させられた。 角の小さな赤い看板が目印しかしこの前の道といい横の道といい、狭いのに交通量が多いなぁ。抜け道になってるみたいだが、落ち着いて鑑賞してられん。 ともかくアーチをくぐると左右にナナメ入口、そこを開けるとタタキに番台がある。 下駄箱は東海地方特有の穴あき金属フタ、あがりがまちは桜湯に似た感じで濃緑の豆タイルがびっしり貼られている。 脱衣所は新建材で改装済みだが、浴室との間の流しスペースがかなり広い。そしてここにも豆タイルが貼られている。 浴室はさほど広くはない。コンクリ天井にはなぜか湯気抜きが存在しない。床にはピンク色の小さなタイルが貼られている。 湯舟は手前に広めの浅風呂、その奥に一人サイズの気泡とデンキが並び、最奥の隅に2人サイズくらいの深風呂がある。 そして最大の見所は、奥壁に男女ぶち抜きで一面に描かれた雄大なモザイクタイル画だ。雪をかぶったどっしりとした山の絵だが、どういうわけか山頂部分だけ白タイルで消されている。一番いいところなのに・・・! カランまわりにも曲面に豆タイルがびっしり貼られており、タイル教信者には嬉しいところ。 夕方6時前後、他客はお年寄りが5〜6人。湯舟が小さいのがちょい残念だが、使い勝手はよく、活気を感じた。 (07.10.2) |
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廓湯
スーパー銭湯全盛の名古屋で、レトロ系として有名なのがここ。 名古屋駅太閤口から始まる「駅西銀座」を終点まで歩き、さらにまっすぐ行くと、昔の赤線だったディープなエリアに出る。その南北のメインストリート「大門(おおもん)通り」を南下して、大門ゲートの1本手前の細い路地を入ると、目指す「廓(くるわ)湯」が現れる。 (左)大門通り (右)廓湯玄関さすがは「廓湯」を名乗るだけあって、威風堂々たる立派な門構え。なにせ「廓」です。男と女のアレコレが渦巻く怒涛の歴史を刻んできたに違いない。 暖簾をくぐると狭いスペースで左右に男女別れ、戸を開けるとタタキにすぐ番台がある古いスタイル。 広めの脱衣場はイニシエ色の濃い格天井が高〜いところにあり、これぞ銭湯ともいうべき空間が広がっている。ロッカーは木で、中央にすりガラスがはまっているタイプ。 伝統的な銭湯だけが持つ、温かいようなひんやりしたような独特の空気にじわーっとひたることができる。 浴室も広々していて、奥行きより横幅が広いのが珍しい。だが適度に改装されていて外観ほどの古さはなく、清潔感がある。 まず目に入るのは奥の壁の巨大モザイクタイル絵。木陰で憩う裸婦2人の図だが、これがちょっと・・・情緒イマイチかなぁ。まあモザイクタイル絵はたいてい表情に乏しいが、これは残念ながら俺的にはセンスからしてね・・・。 中央に主浴槽と電気風呂、それにつながるかたちで隅に岩をあしらった気泡風呂があり、のんびりできる。でも3つの浴槽の湯温は同じで、しかもちょっとぬるかったのが惜しい。 気泡風呂の一角を除く4周にカランがたっぷりあって、使い勝手はいい感じだ。 (03.11.28) |
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道徳温泉
名鉄常滑線道徳駅から西へ徒歩10分ほど、交差点の角にイニシエ系銭湯あり。飾り気のない、寺院の宿坊を思わせるようなすっきりと潔い外観がじつにエエ。 ![]() (左)角に立地 (右)目隠しの板塀の後ろ、暖簾の裾が結ばれている 暖簾をくぐって戸を開けると、タタキに番台があり、おやじが座っている。下駄箱は東海式(スケスケ金属ふた手前引き上げ)。 そして脱衣所の高い天井もまたよし。と、ここまではまぎれもなく正調古典派の銭湯空間だ。 でもその他の内装は意外にも綺麗に改装されていて、古いものはあまり残っていない。ロッカーもアルミ製。 浴室手前の流しスペースに、立ちシャワーがあるのが珍しい。 浴室も全面改装で現役バリバリだ。中央に深い主浴槽、奥に浅風呂(気泡+ジェット)とデンキ風呂(薬湯)。 カランは自動調温式の蛇口1個型。 奥壁に熱帯魚のモザイク画がある。 上がりは飲み物販売あり。 パンツ一丁で体をさましながら見上げる、玄関上部の明かり窓あたりのイニシエ風情がじつによい。 ひとつだけ、脱衣所や浴室に掛け時計が見当たらず、風呂に入りながら時間がわからないのはマイナス点だ。 内部は改装されてイニシエ好きにはややもの足りない感じもするが、使い勝手の良い、清潔感のあるいい銭湯だ。よくはやっていた。 (08.7.4) |
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