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ささがなる日記




Diary from Sasaganaru
by Yuko


私が住んでいるのは、東だいせんの笹ヶ平(ささがなる)というところ。
大山・烏ヶ山から伸びる尾根の上にあたります。
ひゅ〜るり〜、ひゅ〜るり〜ららぁ〜。



2011.12.26(月) 地吹雪

マイナス4度〜5度
我が家の横の雪尺は1メートル30センチまで埋もれています

けれど激しい地吹雪で ささがなる全体が大波小波に荒れる雪の海

(皆様どうぞよいお年をお迎えください‥)


空家の屋根をいたわる桑の木 (二階の窓から撮影)

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2011.12.9(金) 吹雪

昼前、マイナス2度、積雪30センチ
今日と明日まだ積もりそうです。

 11:48 a.m.

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2011.11.26(土) 快晴

朝七時、0度。
駐車場には氷が張っていました。

 白銀の東大山(7:56 a.m.)

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2011.11.24(木) 午前中吹雪

朝1度。
数ヶ月ぶりにいちめんの銀世界となり、
鏡ヶ成まで除雪車が初出動しました。


この冬も吹雪を受け止める準備をしたクワの木 (風は写真左から右へ吹きつけました)

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2011.11.21(月) 雪花

午前中の気温3度、水温8度。

大山からの冷たい風とともに、
ささがなるではおそらく最も遅い初雪が舞いました。


葉をすべて落としたミズキと 東大山(10:35 a.m.)

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2011.11.11(金) うろこ雲

初雪はまだですが
今年もまた道路沿いや駐車場の角に
除雪車用の赤いポールが立ち並びました。

もうすぐ冬がやってきます‥

 3メートルの除雪ポールと、まだ葉を落とさずにいるヤマナラシ

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2011.11.7(月) 濃霧

昼も気温10度。
雨になり冷えてきました。
木々の葉が音をたてて落ちています。

いつもの散歩道からほんの少しはずれて歩いてみたら、
林の縁でヤマシギの羽根が散乱していました。

ミミズを食べている時に何者かにやられたのかな‥

 散っていたヤマシギの羽根

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2011.11.4(金) ぽかぽか

とても11月とは思えないような陽気になっています。
いつもの旅鳥や冬鳥たちの姿がまったく見えず、
外来種のソウシチョウがさえずっています。

 ウリハダカエデ

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2011.11.1(火) 落葉はじめ

風が吹いています。
大量の落ち葉が水路に流れ込んでくるようになりました。

 大山とイタヤカエデの黄葉

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2011.10.28(金) 晴れ

アトリの小群も到着しています。


ミズメとブナ (左上の緑葉と幹がミズメ)

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2011.10.27(木) 冬鳥

大山の初冠雪です。

ツグミの声が時々聞こえます。


雲の下だけ白いのわかりますか‥(東大山10:37 a.m.)

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2011.10.26(水) 黄葉

台風21号以来通行止めだった大山環状道路が
先週末に全線開通になりました。

と同時に朝夕一気に冷え込んで、
大山・烏ヶ山の紅葉が見ごろを迎えています。

ささがなるのブナも美しく黄葉しています。
でも雨と曇りで少し残念‥。

 
(左)やへい柿   (右)西条柿

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2011.10.18(火) 水楢不作

私がしばし南へ旅立っていた間に
木々たちは一気に葉を染め始めています。
少し強くて冷たい風を心地よく感じながら久しぶりに山道を散歩。

台風12号のあと、
ミズナラのどんぐりたちが大きくなる途中で枝先ごとたくさん落ちて水路に流れてきていたから、
今年はてっきり豊作なのだと思っていたけれど、
落ちているのはその時に中途半端なまま落ちた殻斗つきのどんぐりばかり‥
新しいものは全くといっていいほど落ちていなかった。
どうしたのかな。

ブナはたくさん実を落としています。

 食べ跡いろいろ‥(ブナ)

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2011.10.2(日) 丸花蜂

一雨ごとに
大好きなマルハナバチたちの羽音が
聞こえなくなっています

小さな花をたくさん咲かせてくれたかわゆい蜂たち
今年もお疲れさまでした

また来年の春
地面の下から出てきておくれ

 柴栗

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2011.9.28(水) 異変

9月の末だというのに冷え込まないせいか、
例年なら真っ先に赤く色づいているはずのヤマブドウの大きな葉たちが
すでに茶色くなってしまっています。


やっと少し紅葉のはじまったヌルデ (ウルシの仲間です)

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2011.9.23(日) お彼岸

いわなたちの供養碑に
秋の七草はそろわないので
いつもの散歩道の大好きな花たちを少しだけお供え‥

(時計回りに上から ミゾソバ、クロバナヒキオコシ、アキノキリンソウ、ハギ、ウド、ゴマナ、ススキ)

 ささがなる七草

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2011.9.20(火) 被害

台風12号のあと改めて谷に下りてみたところ
渓流の岩々を緑のじゅうたんで美しく覆いつくしていたはずの苔たちが、
激しい土砂と濁流にもまれて根こそぎ削り流されてしまっており、
きらきらと緑に輝いていたはずの谷は、
真っ白で無機的な谷に変わり果てておりました。

 大岩の上にかろうじて残る苔

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2011.9.14(水)  お月見

昨日の大きなお月様は夜を金色に照らし続け
今朝は白いお月様になって
大山の山の端に沈んでいかれました

 満月と大山 (6:29 a.m.)

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2011.9.6(火) 長袖

大山環状道路は通行止めになり
我が家の前の道も片側通行になっています

萩の花がピンク色にかわゆく咲き
うどの白い花はタネに変わりつつあります

 ウドの花と大山

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2011.9.4(日) 無事

異常に遅い歩みで大雨を降らせ続け
まっすぐにこちらへ向かってきた台風の神さまは
午前三時前に静かに我が家上空を去っていかれました

 崖崩れ (谷を見下ろしています)

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2011.8.27(土) 川翡翠

お盆が過ぎてススキの穂が出はじめ、
夏の終わりを告げるツクツクボウシの声がひとつだけ聞こえてきます

水にたずさわる仕事をする私にとって最も身近な存在のはずの
カワセミの姿が見えなくなって何年経ったのか‥

そんなことを考えていたら
夕暮れ時に霧の中から
小さく光る青い玉が現れてくれました

幸せの青い鳥です

 カワセミ(幼鳥)

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2011.8.7(日) 真昼

烏ヶ山(からすがせん)はいつもじっとしていますが
いろんな形の雲たちが次々通り過ぎていく日は
見るたび違ってふしぎな景色です

 烏ヶ山

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2011.8.4(木) 夏本番

アブラゼミが鳴きはじめ、
キリギリスが鳴きはじめ、
道沿いではリョウブの白い花が強くて甘い香りを放っています。

 梅干し

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2011.7.28(木) 食物連鎖ぐらし

朝に夕に美しい大合唱を響かせているヒグラシたちですが、
ニイニイゼミに加えてエゾゼミも鳴き出してにぎやかになっているこのごろでは、
水路に落ちてわが家まで流れつく姿が目につくようにもなりました。

よく見るとその多くの体は、鳥に食べられたような跡がついています。
そういえば最近は
空中でオニヤンマにつかまって羽音をたてながら連れ去られたり
建物の隙間の大きなクモの巣にかかってもがいていたり
道ばたに落ちて静かにアリたちに運ばれていたり
そんな姿も目についていました。

美しく鳴くためだけに生まれてきているのではない

森の中で多くの命の輪をつないでいるであろうヒグラシたちは、
そんなあたり前のことを、改めて私に教えてくれます。


水路から流れついたツリフネソウとヒグラシ

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2011.7.24(日) 幼生たち

夕暮れ時に久しぶりの激しい雷雨。
谷から流れ込む水が一気に濁り、落ち葉や枝が水路に詰まります。

ここのところ水路から流れついてきていたのは、
ナツツバキの白い花、クマイチゴの赤い実、ツリフネソウのピンクの花びら、
ヤマナメクジにヒキガエルの子、そしてハコネサンショウウオの子にイワナの子‥

自力では戻れないところまで来てしまったから
愛犬の散歩ついでに一緒に元の場所まで帰りましょう


ナツツバキの花びらとイワナの子(約5センチ)

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2011.7.21(木) 霧中

台風接近の前後、濃霧の連続です。

薄暗い朝に窓を開けると、
小さな霧の粒とともにさまざまな声が静かに私の部屋に流れ込みます。

暗い空を鳴きながら飛び続けるヨタカの声
遠くへ移動していくアカショウビンの声
いつものセグロセキレイの夫婦の会話
突然恐竜のようなアオサギの叫び声がひとつ
絶え間なく聞こえているのは、
草むらの中の小さな虫たちの演奏会と、
さざ波のように美しいヒグラシたちの大合唱

濃霧の中でもはっきり見えるのは‥
せわしなく飛び回りヒナに虫を運び続けるツバメ夫婦の小さな黒い影

 
(左)7/10(ヒナ初顔)     (右)7/21 (注・驚かせないように望遠レンズで撮影)

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2011.7.14(木) 蝉の夏

カンカン照りの真夏日連続。

エゾハルゼミの合唱から、
ヒグラシたちの大合唱へ変わっていく日々。

もうすぐニイニイゼミの声も聞けるかな…

 日本海から登るお日様(5:24 a.m.)

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2011.6.20(月) 解凍体

長い冬が終わり、五月の大雨が残雪を一気に融かして、ささがなるにも遅い春がやって来ました。
‥と思ったらあっという間に梅雨入りとなり、今は濃霧に覆われることの多い日々です。

去年の今ごろ我が家の窓に作られた小さなツバメの巣は、激しい風雪にも耐えて残り、
今年もまたあの夫婦が南の国から戻ってきて大急ぎで卵を温め始めています。

半年前から氷結していた私の体も少しずつ解凍されています。
(今年もどうぞよろしくお願いいたします)

トイレの便器の水たまりを
じっと見つめていたモリアオガエルのために
人工池を置いてみたら
すぐに気に入ってくれた様子
(竹の棒の先に止まってメスを呼ぶオス

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